初めての出産入院を控え、「何を持っていけばいいの?」「いつから準備を始めたらいい?」と不安な妊婦さんも多いのではないでしょうか。
この記事では、 出産入院準備リストについてリトル・ママ読者やSNS・Webサイトに寄せられた先輩ママのアドバイスと共にご紹介します。
出産入院のときに準備するもの【基本編】
出産のための入院時に必要となる基本的な持ち物は、母子手帳や産院のホームページに記載してあります。
準備をするときのポイントは、「入院手続きに必要なもの」「ママが使うもの」「赤ちゃんが使うもの」と3つの項目で準備をするとよいでしょう。
入院手続きにいるもの
- 母子健康手帳
- 健康保険証
- 診察券
- 印鑑
ママが必要なもの
- 産褥ショーツ
- 産褥パッド
- 腹帯(骨盤をサポートできるもの)
-
パジャマ(2~4枚)
(前開きのもの1~2枚)
※膝丈までのものがおすすめ - スリッパ
- 洗面用具
- 入浴セット
- タオル・バスタオル(大・中、3~4枚)
- ティッシュ
- スマホや時計(時間を図れるもの)
- 下着・生理用ショーツ
- 着替え(退院時用)
赤ちゃんが必要なもの
- ガーゼハンカチ(3~4枚)
- 薄めのタオル
- おしりふき
- 短肌着・長肌着
- 赤ちゃんの退院着(ベビーウェア)
- おくるみ
- オムツ
ママが使うものと赤ちゃんが使うものは、産院によっては備えられていることも。
入院する産院の持ち物リストを事前に確認して、使わない荷物が多かった、なくて困ったということがないように準備しておきましょう。
入院中に着るパジャマについて、「夫に毎日1着ずつ持ち帰ってもらっていたので、退院時には赤ちゃんの荷物だけで済んだ」というママも。
家族に不要になった荷物の持ち帰りを頼むなど、持ち物を効率よく管理しておくと退院のときに持ち物が少なくなり、帰宅後の整理も少なくて済みますね。
コレ持ってて良かった!先輩ママイチオシのもの
- ストロー
- 陣痛中や産後など起き上がるのが大変なときに、ペットボトルにつけるタイプのストローが あると飲みやすかったです。(10才・8才・3才のママ)
- 急な帝王切開だったので産後、動けない時の水分補給に役立った。(1才のママ)
- 爪切り
- 大人用の爪切りを退院までに10人くらいのママに貸しました(笑)。(7才・5才・2才のママ)
- 赤ちゃん用の爪切り。赤ちゃんが自分でひっかいてしまうことがあるので、「生まれたての赤ちゃんの爪を切る」はパパの一大イベントに!そこから、爪切りはパパの担当という任命も簡単にできます(笑)。(7才・5才・3才・1才のママ)
- 乳頭ケアクリーム・オイル
- 初めての授乳で乳首が痛くなりました・・・。馬油や乳頭クリームがあると少しはラクかもしれません。(4才・2才のママ)
- 乳頭が想像以上に乾燥して痛んだので、持ってきていてよかったです。(1才のママ)
- 夜用のナプキン
- 悪露の量が退院日までに減ったので、産褥用よりも夜用のナプキンが楽でした。(1才のママ)
- 産褥パッドはすぐ無くなるから、夜用のナプキンも持って行っておいてよかった!(1才・ 0才のママ)
- S字フック
- 分娩台にかけておいて、必要なものがすぐ取れるようにできて楽でした。(4才・2才のママ)
- あまり動けなくても、近くに必要なものをかけておくことできたから。(1才のママ)
- 簡単に口にできるもの
- 陣痛中のエネルギー補給にと購入したゼリー飲料は重宝しました。お産が何十時間もかかる 人もいるので何か口に入れられそうなものがあると良さそう。(2才・0才のママ)
-
おにぎりを持参しました。産後すぐにごはんがあるとは限らないので!(2才のママ)
- 陣痛で食べられないときに、チョコや飴が糖分補給に良かったです!(1才のママ)
先輩ママが持って行って良かったものとして、圧倒的に多かったのがストローでした。
100円ショップでも簡単に手に入れることができる、ペットボトルにつけるタイプは、陣痛時に横になりながら水分補給ができて便利。
また爪切りは、生まれてくる赤ちゃんの爪が伸びていることもあり、すぐに使用
したという声もありました。
基本的に必要な準備物にはあげられないものの、用意しておいたほうがより良いみたいですね。
乳頭ケアのクリーム・オイルもお役立ちアイテム。乳頭のケアをすると授乳時の痛みを和らげることもできます。赤ちゃんが口にしても大丈夫なものを使用しましょう。
その他にクッションや抱き枕、陣痛時の痛みを緩和する円座クッションやテニスボールの声も。産院での貸し出しや備えられている場合もあるため、確認しておくといいでしょう。
リラックスして過ごすために
リラックスしてお産に望めるよう、自分の好きなものや癒されるものを持って行ったママも。
お産のことばかり考えると、とにかく痛い、長い!とネガティブなことばかり思い浮かび、余計に辛くなります。
できるだけリラックスしてお産に望むために、ママたちが準備したものをみていきましょう。
- アロマオイル
- 気持ちを落ち着かせるためにアロマオイルをタオルに数滴たらして匂いをかいで、リラックスしながら呼吸をするようにしていました。(0才のママ)
- 小型スピーカー
-
個室だったため、Bluetoothでつなげるスピーカーを持っていきました。深夜の不安から少し解放されてリラックスできました。出産後もオルゴールミュージックを小音量で流していました。
(0才のママ)
赤ちゃんとの撮影に用意したもの
出産後、赤ちゃんの写真や映像を撮るためのものを事前に用意していたママも。
- 撮影用の装飾アイテム
- 記念撮影用のガーランドや「JustBorn!(生まれたばかり)」と書いてあるものを持って行っていました♪(1才のママ)
- 生まれたら撮るとき用に月齢カードを準備しました。(1才のママ)
- ビデオカメラ
- スマホでビデオを撮るのは容量が心配だったので、ビデオカメラで毎日赤ちゃんを撮影していました!今でも見返して感動します!(0才のママ)
持っておけば良かった…無くて困ったもの
次に、無くて困ったものを先輩ママの経験談から紹介します。
お産までに必要なものばかりを考え、出産後に必要なものは忘れがちになってしまうのだそう。
先輩ママの声から準備しておいたほうがよいものを確認しておきましょう。
- 退院時の服
- 突然の破水から慌てて入院となり、その日着ていた服が私の退院着になりました。退院用バッグに予め準備しておけば良かったなと思いました。(1才のママ)
-
入院中に夫に持ってきてもらったのですが、わかりやすいように退院着を寄せて置いておくくらい、準備しておけばよかったです。
(2才・0才のママ)
- スマートフォンの充電器
- 深夜に破水したので、バタバタしてしまい充電器を忘れてしまいました。携帯で家族に連絡したり、出産後の写真撮ってもらったりとスマホを使うことが多く、電池残量10%でなんとか乗りきりました。(4才と0才のママ)
-
次女出産の際、充電器の調子が悪いな〜と思いつつ寝ていたら、破水!自宅にいる夫に連絡しようにも、スマホが使えない事態に。
(7才・5才・3才・1才のママ)
入院中に使うものばかりを考え、退院のときに必要なものを忘れがちなようです。また突然の破水などで急いで病院へ行きそのまま入院のケースも。
いつ病院に行くことになっても良いように準備物をバックに詰めておくとよいでしょう。
突然の入院にそのまま持って行くこともでき、自分で持っていけない場合もすぐに、後から誰かに持ってきてもらえます。
産後の身体をいたわるものを用意
出産後、思わぬ身体のトラブルで困ったというママの声もありました。
- 搾乳機
- 退院日におっぱいがパンパンになりとても大変でした。(1才のママ)
- 母乳パッド
- ヒリヒリした乳首を守るのに一役買います!(3才・0才のママ)
- 湿布
- 出産後の筋肉痛が酷すぎて、夜寝られず、主人に買ってきてもらいました。(2才・1才のママ)
- 保冷剤など体を冷やすもの
-
毎回出産後は、おっぱいがガチガチになり、痛みや発熱で寝れないことも。
産院が貸し出す保冷剤の他に、自分専用の保冷剤で痛いところや脇などを冷やし、体を休ませることができました。(11才・9才・0才のママ)
産後、体調の変化はそれぞれ。例えば、母乳の出方によっては、母乳パッドや搾乳機、哺乳瓶などが必要ない人もいます。
「必要であれば、すぐに買う」の方が無駄がないとの声も。
2人目、3人目の出産の場合は、産後の体調がどうだったかを思い返して、予め準備しておくといいかもしれません。
心地よく過ごすために欲しかったもの
産院で少しでも心地よく過ごしたかったというママから「入院生活を快適にするグッズ」が挙げられました。
- リップクリームやハンドクリームなどの保湿クリーム
-
入院中、部屋が乾燥していたのと手をよく洗っていたのでリップクリームとハンドクリームが手放せませんでした。
(5才・3才・1才のママ)
- 大判の体拭きシート、髪ゴム
- 100円ショップにある、大判の介護用体拭きウェットシートは、産後の入浴禁止のと きにサッと身体が拭けて便利でした。(0才のママ)
- 産後はしばらくシャワーを浴びることができなかったので、髪が長いママはシュシュや ヘアゴムなどを準備しとくとよいかもしれません。(1才のママ)
- 着圧ソックス・レッグウォーマー
- 産後、足がむくみやすい人はあるといいかも。(1才のママ)
- ワンピースタイプのパジャマだったので出産後は、足が寒くて眠れなかった…(0才・2才のママ)
- うちわ・ハンディ扇風機
- 7月の出産だったので、病院のエアコンじゃ足りなかった(3才・2才のママ)
- 1月出産でしたが、分娩室では汗だく。手放せませんでした(1才のママ)
- 加湿器
- 冬生まれだったので、必須アイテムでした。(0才のママ)
- ホッカイロ
- 10月の出産で、陣痛が来たら震えるほど手足が寒くなってしまったので、あってよかっ たです。(0才のママ)
コロナ禍の出産入院準備について
新型コロナウイルスが流行しているなか、出産の立ち合い人数が制限されている産院もあります。
出産入院のときの持ち込み荷物にも制限があるようです。オンライン面会のためにあって良かったものや実際に病院で働くママの声を紹介します。
- 緊急事態宣言中の出産で、面会すら許されなかったので、三脚が必須アイテムでした。テレビ電話をするときにスマホをセット。自分も赤ちゃんも両方映せるし、筋肉痛の腕を酷使せずに済み、楽でした!(0才のママ)
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延長コードはスマホを充電しながら、寝っ転がって友人や親族とのやりとりができたの で便利♪
(0才のママ) - 私の働く病院では、タオル・パジャマは持ち込みをせず、レンタルしていただくよう依頼しています。部屋から出る際はマスク着用を義務付けていて、マスクの持参も依頼しています。(1才のママ)
延長コードや三脚は産後、動くのが大変なときにオンライン面会を快適にするグッズとしてあげられました。
また、コロナウイルス感染症予防のため、妊婦さんだけでなくパパの抗体証明やPCR検査が必須など、入院までの動きが従来と違う場合もあります。
早めに入院までの手続きや産院に持ち物の確認をしておきましょう。
まとめ
出産入院のときの、準備物について基本的なものから用意をしておいてよかったものまでを、ママの経験談と共に紹介してきました。
ここで紹介したものを全て用意しなければならないという訳ではありません。
先輩ママのなかには、いくつか忘れていても後ほど家族に買ってきてもらったり、産院で借りられるものもあるので大丈夫!との声もありました。
気負いしすぎず、赤ちゃんと会えることを楽しみに準備をしてみてくださいね。