「手がかかる子や、要求の多い子は、蘭や菊の花なんですよ。手をかければみごとな大輪の花を咲かせます。」
子どもには要求の強い子と弱い子がいて、子どものタイプを見極めて、その子に合うような育児をするのがいい育児です。わがままになるのではないかと心配になる必要はありません。たいして世話をしなくてもまあまあきれいに咲く花もあれば、うんと手をかけないと咲かない花もあります。でもそういう花は、手をかけたらかけたぶんだけ、みごとな花を咲かせるものなのです。子どもの願いはどんなものでも喜んでかなえてあげていいのですよ。
(2008年 主婦の友社出版 佐々木正美 「育てにくい子」と感じたときに読む本 悩み多き年齢を上手に乗り越えるためのアドバイス P36より引用)