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大らかに子どもと関わるには?「子育ては“2勝8敗”という考え方」

中学受験のプロ・小川大介先生が、乳幼児ママ・パパに送る子育てコーチング第12回。

勉強も運動も、何でもできる子になってほしい…と願うママは多いもの。でも他の子と比べれば比べるほど焦りは募るばかり。そこで今回は、どう考えれば大らかに子どもと関われるようになるのか、お話ししたいと思います。

少しぐらい失敗しても人生が壊れるわけではない

 他の子にできて我が子にできないことがあれば親は焦り、指摘して、直そうとしがちです。その心理の根底にあるのは、失敗することが子どもの心にダメージを残し、将来マイナスに働くのでは、という思い込み。

 でも、そんなわけはないですよね。この世に完璧な人間なんていません。ママ自身だって大人になるまでにたくさん失敗してきたはず。一度や二度失敗したって人生は壊れたりしません。思うようにいかないことがあっても、10回のうち2ついいことがあれば子育ては成功です。

日々の子育ても2勝8敗で!

 とはいえ、大切な我が子に感情的になるのは当然です。だからこそ、“2勝8敗”という考え方を。失敗しても大丈夫です。

 これは他のいろんな場面でも同様。家事や仕事に追われているママは、全部満点とはいきません。時間がないなら、何が何でも外せないことを選べばOK。例えばお風呂に一緒に入るとか、食事の安全面に気をつけるとか…。他のことは“その日に応じて”でいいんです。もし子どもを怒ってしまったなら、それを反省し続けるよりも、寝るまでにあと2つ褒めようと考える方がおすすめ。人間の脳は嫌なことを忘れるようにできているので、1日2つ良いことがあれば、子どもは嬉しい気持ちで眠りにつけますよ。

アセット 2

「1,3,5,7…」とママが先に言って、続きを子どもにバトンタッチします。最初はキョトンとするかもしれませんが、ママは数えるだけ。「いち(一呼吸)、さん(一呼吸)、ご(一呼吸)…」と、数を1つ飛ばしている様子を身振りでも表しながら数えます。何度か繰り返すうちに子どもが「あっ!」と気づくタイミングが来るので、そこからは一緒に。コツは子どもが数を言うまで待ってあげること、「言えた!」が大切です。

アセット 3
◆この遊びを通して育つのは?

*遊びながら数感覚が磨かれる

*数の規則性が身につく

小川大介●教育専門家。京大卒業後、プロ個別塾SS-1を設立。6000回の面談を通して子どもが伸びる秘訣を見出す。現在、幼児教育から企業人材育成まで幅広く活躍中。著書に『1日3分!頭がよくなる子どもとの遊びかた』(大和書房)など

ママ子育てコーチングの小川大介先生

取材・文/佐野恵子 イラスト/正田真穂

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