子育て世帯にとって、子どもの将来を見据えた時にどんな家づくりが最適なのか、気になるところですよね。例えば子どもが小さいうちは必要だと思っていたことが、将来は必要ではなくなるかもしれません。また、子どもの能力を育てる間取りにしたい!と思っている人も多いのではないでしょうか。そこで、子育て世帯がリノベーションをする時に気を付けたい4つのポイントを、子育てに特化したリノベーションを行う「コソダテリノベ」代表の空田さんに伺います。
コソダテリノベ代表 空田 真之さん
都市部では中古価格も高騰していますが、リノベ費用を合わせても、コストは同じ立地の新築の2/3~4/5程度で収まるケースがあります。狙い目は、物件価値の下落が落ち着く築20年以降。売主が個人なら消費税がかからないというメリットも!
既存の間取りに自分の生活を合わせるのではなく、自分の生活に間取りを合わせていくことができます。例えば、部屋全体を広いワンルームにして、将来個室を作るという設計も可能。多様性が尊重される今、生活スタイルでも自分らしさを発揮できるのはリノベのいいところ。
新築でもデザインにこだわることはできますが、その分費用は上がります。費用を抑えながら理想のデザインを追求するなら、リノベーションがおすすめ。せっかくならリノベーション済み物件ではなく、手つかずの中古物件を購入して、自分好みの家づくりを楽しんでください。
駅近など立地のいい場所には、すでに建物が建っている場合がほとんど。再開発などで一気に売り出されることもありますが、立地条件のよさは、当然価格にも反映されます。中古物件なら、価格を抑えながら学区や商業施設の場所、眺望なども吟味して選ぶことができます。
転勤や転職、子どもの進学やきょうだいが増えるなど、10年後の生活は今と同じではありません。ライフステージに合わせて部屋の用途や間取りを変えていくことができる設計にしましょう。住み替えを考えて、貸せる家にしておくという考え方もあります。
家計に占める教育費の割合は増加傾向にあります。また子ども自身が学費の高い進学先や留学を希望する可能性も。余裕を持って教育費を準備するために、重視したい要素の優先順位を決め、予算内に抑えることは大切。コソダテリノベでも最初の打ち合わせでライフプランを組んでいます。
写真:コソダテリノベ提供
最近は、子ども部屋をあえて「寝るだけの部屋」として狭くするご家庭も。子ども部屋を快適にしすぎないことで、自然とリビングに家族が集まる時間も増えそうです。
リビングの一角には子どもたちが楽しく読書できる絵本たっぷりの「プチ図書室」(プレイルーム)も確保
リノベDATA
■住居地:福岡県田川市
■家族構成:夫・妻・妻の母・妻の妹、子ども3人
■広さ(間取り):戸建て約145㎡(4LDK+2WIC+プレイルーム)
■築年数:不明
■施工費:約2,200万円
■設計・施工:株式会社はぴりの
趣味のロードバイクやこだわりの家具がかっこよく配置されたご主人のワークスペース
■住居地:東京都世田谷区
■家族構成:夫・妻・子ども2人
■広さ(間取り):マンション88㎡(2LDK)
■築年数:築35年
■施工費:約731万円
■設計・施工:株式会社空間社
洗面台を廊下に設置することで、帰宅後すぐに手を洗える導線に
■住居地:大阪市大阪府
■家族構成:夫・妻・子ども1人
■広さ(間取り):マンション70㎡(1LDK+S)
■築年数:築15年
■施工費:約750万円
■設計・施工:株式会社アートアンドクラフト
リノベーションにとって物件選びはとっても大切。例えば、建物を柱や梁ではなく、壁で支える「壁式構造」は、間取りの変更ができないのでリノベーションには不向きです。またマンションの場合、管理組合の規約によっては改築工事をしづらい場合も。ある程度の知識があるという場合は自分で探してみるのもいいですが、リノベーション向きの物件探しから管理組合との折衝、設計相談までワンストップで行ってくれるリノベーション会社に相談するのが安心ですよ。
(取材・文/リトル・ママ編集部)
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