自粛生活で「在宅勤務するパパのPCに触りたがる」「チック症のような症状が…」未就学ママのお悩みQ&A

新型コロナ対策のための自粛生活もそろそろ限界…とちょっと辛い気持ちになっているママも多いのでは？今回の自粛が解除されたとしても、いつまたこんな状況になるかわからない！こんな時に少しでも前向きに考えられる方法はないの？読者モニター＆サポーターママから寄せられたお悩みの解決法をお尋ねしてきました。

お話を伺ったのは…

小栗ショウコ さん

認定NPO法人あっとほーむ代表理事。1998年から横浜市で民間学童・夜間保育を運営する傍ら、子育て支援の起業講座を開催。全国で卒業生が保育施設を開業している

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１日中、子どもと一緒にいると叱る回数が増えます。お互いにストレスをためずに過ごす方法は？

自分の時間がなく心に余裕を持つこともできない状況は、ママにとってもストレスですよね。まずは家族のために食事の支度をしている自分、子どものために頑張っている自分、を褒めてあげて。“１時間に１回は褒める”くらいの気持ちでいいんです！その次に、同じように頑張っている子どもも褒めてあげて。みんなの予定と感謝の気持ちを伝え合う、朝夕の“家族のミーティング”はおすすめですよ！

パパが在宅勤務になり、息子がミーティングの邪魔をしたり、パソコンに触りたがったりして困っています。

これはパパが解決する問題なので、パパにきちんとお願いしてください。狭い家の中で工夫するとしたら、子どもから見えない所で仕事をするしかありません。玄関、ベランダ、駐車場の車の中…、または天気が良い日には公園に行って仕事をするとかね。子どもが邪魔をしないように解決策を考えるのもパパの仕事のひとつですから！

生活リズムが壊れ、寝る時間も遅くなってしまいました。規則正しい生活をするにはどうすれば？

まずは家庭での時間割を作りましょう。ポイントは“体を動かす”時間を取り入れること。遠くまで歩くこと、走ること、縄跳びなど、タイムトライアルや何回できるかという目標を設定すると楽しく取り組めます。記録表を付けて“見える化”してあげるとやる気がでますね。もう一つのポイントは午後２時以降を自由時間にすることです。放課後の時間を設けてあげることも大切。休園になる前とできるだけ同じような生活を心掛けましょう。

幼稚園や保育園が再開した時に、また環境に馴染むのに時間がかかるのではないかと心配です。

制服やスモックがあるなら、それを着て１日過ごすのもいいでしょう。朝の会の歌を歌う、出席カードにシールを貼る、お弁当を作ってあげるなど“園ごっこ”をしてあげるのもいいですね。園からの配信動画、また過去のお遊戯会などイベントの動画を見ながら一緒に歌ったり、踊ったり…。ポイントは幼稚園や保育園で同年代の子どもが先生と楽しく過ごしている動画を見せてあげて、そこに自分も加わっているという疑似体験をさせてあげることです。

３才の末っ子に先週からチックのような症状が。対策はありますか？

外出自粛が原因なのかどうかは分かりませんが、ママまたはパパと１対１の時間を作ってあげるといいでしょう。３才ならきょうだいと対等に遊ぶことができても、まだ甘えたい時期。自分だけが特別にママやパパと過ごせたと感じられる時間は貴重です。同様に、他のきょうだいにもそのような時間を作ってあげることも大事。ジュースやお菓子を「内緒だよ」と一緒に食べるだけで十分。長時間じゃなくてもいいんです！