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もう1人欲しいママのための妊活をサポートする!不妊治療最前線

1人目は授かったのに、2人目、3人目を授からない…と秘かに悩んでいるママたちはたくさんいます。
実は1人目不妊以上に深刻ともいわれる2人目・3人目不妊。その原因と、妊活をサポートする最新の不妊治療について取材してきました。

2人目不妊が深刻な理由

 2人目・3人目不妊の主な原因の1つが、加齢による卵子の老化です。人の体の細胞は80才でも常に新しく作られるのに対して、卵子だけは生まれる前にすべて作られており、それがずっと生き続けています。生まれた時から体内にある卵子が、年齢と共に老化するのはごく自然なことですよね。


 昔は30才を過ぎると“高齢出産”といわれていましたが、現在では初産の平均年齢が30才を超えています。2人目、3人目ともなればさらに年齢は上がり、35才を過ぎると卵子の老化によって妊娠率は一気に低下します。それだけでなく、1人目のときは当たり前のようにあった夫婦生活も、子育てをしながらだとなかなかタイミングを合わせられないなど、不妊になりやすい要素が増えてしまうのです。

妊娠率は年齢と卵巣予備能で決まる?

 近年、妊娠率は、卵子の質と卵巣予備能(卵巣内に残っている卵子数の目安)が1つの指標になるといわれています。卵子の質は年齢で決まりますが、卵巣予備能には個人差があり、AMH検査(右下図参照)という血液検査で測定します。卵子が少なければ、治療を早める必要があるので、AMH検査は最近の不妊治療検査では一般化されつつあります。


 ちなみに、誤解している人が多いのですが、妊活でバランスのよい食事や健康的な体づくりを心掛けることはもちろん大切なことではありますが、これと妊娠率が上がるということは直結しません。もちろん、健康な体は出産や赤ちゃんのためにはとても大事です。ただ、妊娠と出産は別だと考えた方がいいでしょう。


 不妊治療では、タイミング法、人工授精、体外受精がありますが、それぞれ半年間くらいでステップアップを行うのが一般的です。2人目不妊などで高齢になれば1、2ヵ月でステップアップすることも。とにかく卵子が少しでも若いうちに 治療を進めていくことが大切なのです。

年齢別・不妊治療ステップアップの目安

最新の不妊検査・治療

◆AMH検査 (費用:5~8千円程度)

 卵巣内に卵子がどれくらい残っているかを測る検査。数値はあくまでも卵巣内で待機している卵子数の目安。妊娠率は卵子の質にも関係するため、AMH値が妊娠率に相関するわけではありませんが、大切な指標の1つになります。血液検査なので検査は簡単。

年齢とAMH値 (AMH=14.0ng/ml以下)

年齢とAMH値
青い印が卵子の数。加齢によって数は 減少している
出典元: 浅田義正.ほか.東海産科婦人科学会雑誌.2013;50;19-24.

◆凍結融解胚移植

 子宮から採卵した卵子と採取した精子を体外で受精させて得られた受精卵を、一度凍結保存してから、別の周期で子宮内に戻す方法。凍結方法の進歩により、受精卵の生存率が上がり、凍結せずに同じ周期で移植する方法(新鮮胚移植)よりも妊娠率が高いことから、近年体外受精においてこの手法を用いるケースが多い。

気になる出生前診断って?

 高齢出産で避けられないのが、ダウン症などの染色体異常をもって生まれてくる赤ちゃんの率が高くなること。出生前診断は、赤ちゃんが生まれる前にこのような染色体異常を持っているかを調べる検査です。検査は色々ありますが、一般的には染色体異常の診断やリスクを判定するものを意味します。

◆どんな検査があるの?

母体血胎児染色体検査(NIPT)

「新型出生前診断」とも呼ばれており、ダウン症などの染色体異常を調べられます。従来のものに比べて早い時期(妊娠10週~)から検査可能で精度が高く、また採血のみで検査ができるため流産や死産のリスクがないのも特徴。ただし陽性の場合は、検査結果を確定させるために羊水検査を受ける必要があります。

◆どこで受けたらいいの?費用は?

NIPTの検査は大学病院やその他の医療機関で受けられます。遺伝カウンセラーや専門のドクターがいるところでカウンセリングをしっかり受けてから検査するのが基本。費用は、ほとんどの施設で羊水検査も含むところが多く、約20万円程度です。

高齢ママの出産リスクが高いのはなぜ?

 妊娠中は赤ちゃんに血液を送り込むために、ママの血液量は通常の1.5倍程度になります。高齢になれば妊娠による体の変化に十分対応できず、妊娠高血圧症などの合併症も多くなります。

お話をうかがったのは

bアセット 1

医療法人浅田レディースクリニック
理事長 浅田義正(あさだ  よしまさ)先生


日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医、日本生殖医学会認定生殖医療専門医。2004年開院の浅田レディースクリニックでは最先端技術を駆使し、一人ひとりに合った治療を実施。

取材・文/門司智子

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