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子育て中だからこそつらい?【2人目不妊】の悩み

1人目は授かったのに、2人目がなかなか授からない“2人目不妊”。妊活という言葉が定着しているように、1人目の妊娠に苦労する人も多いですが、子育てをしながらの2人目妊活は、周囲の理解を得にくかったり、終わりがみえなかったり…と、実はとても深刻。その現状を探ってみました。

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2人目不妊は増えている?

 晩婚・晩産化が進む中、2人目の妊活に取り組む年齢も当然上がり、2人目不妊は増えていると言われています。1人目がいるだけに意外と見過ごされがちですが、「子どもが欲しい」と願う気持ちは1人目も2人目も同じ。でも2人目だからこその壁もあるのです。


 不妊治療専門クリニックの多くは「子連れNG」だったり、子育てと仕事を両立しながら夫婦でタイミングを合わせるのも、物理的・精神的な部分での負担が大きかったりします。

2人目不妊の原因って?

 2人目不妊の原因はというと、やはり加齢による影響が大半。女性の卵子は生まれたときにはすべて作られ、年齢を重ねるにつれ卵子も老化します。また男性側も加齢に伴って精子の妊娠させる力が低下します。


 「一般的に女性は35才を過ぎると妊娠率が低下し始めるため、35才以上で2人目を希望する場合は、1人目を出産後、できるだけ期間をあけずに病院にご相談されることをおすすめします」と話すのは、生殖医療専門医で梅ヶ丘産婦人科の院長・辰巳賢一先生。


 受診のタイミングは断乳以降で、特に多嚢胞性卵巣など排卵障害のある人は、断乳後すぐの数ヵ月が排卵しやすいという統計もあります。「妊娠しづらいかも?」と少しでも感じたら、夫婦で抱え込まずに、とにかく早めに受診することが大切です。

女性の年齢による妊孕力の変化

妊孕率は、女性1,000人あたりの出生数(17~20世紀のアメリカ、ヨーロッパ、イランなど10ヶ所のデータ:Henry, L. (1961). Some data on natural fertility. Eugenics Quarterly, 8(2), 81-91.)を元に、20~24歳を100%として計算した。年齢の増加に伴い(特に35歳以降)妊孕率の低下が認められる。データは平均±標準偏差で示した。

資料:一般社団法人 日本生殖医学会HPより引用
※妊孕(にんよう)…妊娠すること

2人目妊活中のママたちは…

※リトル・ママ読者アンケート(2019年8月実施)より

不妊治療ってどんなことをするの?費用は?

不妊治療には様々な方法や考え方があり、近年では体外受精専門のクリニックも増えていますが、タイミング法から、人工授精、体外受精、と徐々にステップアップするのが一般的。最新の検査についてもご紹介します。

タイミング法

妊娠しやすい日(排卵日の少し前~排卵日)に性交渉のタイミングを合わせる方法。基礎体温や超音波検査、ホルモン検査などの結果を参考にしながら排卵日を予測し、必要があれば排卵誘発剤などを用いて、性交渉のタイミングをアドバイスします。目安は6回で、その後は妊娠率が停滞するため、次のステップに進む場合が多くあります。

費用:保険適用で1回数千円程度

人工授精

子宮内へ人工的に精子を注入する方法。採取した精子の中から、動きのよい精子のみを取り出し、排卵日頃に子宮内に直接注入します。排卵日の予測はタイミング法と同じで、排卵誘発剤などを併用することも。タイミング法でうまくいかない、精子に異常がある、性交痛を伴うなどの性交障害があるときなどに選択されます。

費用:保険適用外で1回2~3万円程度

体外受精

卵子と精子を取り出し、体外で受精させる方法。卵巣から取り出した良好な卵子と、採取した動きのよい精子を、同じ培養液の中で培養して受精させ、得られた受精卵を子宮に戻して着床させます。受精卵が着床しやすいように、子宮内膜のコンディションを整える黄体ホルモンなどの薬を併用。

費用:保険適用外で1回20~60万円程度

顕微授精

体外受精と同じく卵子と精子を取り出し、受精させるときに、卵子と同じ培養液に精子を入れるのではなく、形のよい精子1個を極細ピペットで卵子の中へ直接注入します。精子の数が極端に少ない、動きが悪いなどのケースでは培養液の中に精子を入れただけでは受精が起きにくいため、顕微授精が必要になります。

費用:保険適用外で1回30~65万円程度

AMH検査(卵巣年齢・卵巣予備能検査)

近年注目されている検査で、卵巣の中に卵子がどれくらい残っているかを調べるためのもの。妊娠のしやすさは、卵子の質(主に年齢)に関係するのに対し、AMHの数値はあくまでも卵子数の目安になります。ステップアップのスピードや、体外受精の際の卵巣刺激法を決めるのに主に用いられています。

費用:保険適用外で1回5千円程度

BMIの適正値をキープするために

妊娠しやすい体づくりのひとつの指標になるのがBMI(体格指数)。適正値をキープすることが大事です。太り過ぎず、また痩せ過ぎないよう、適度な運動とバランスのよい食事を心がけましょう。

不妊治療には助成金制度も

不妊治療の経済的な負担を減らすために、体外受精・顕微授精など高額の治療費がかかる不妊治療については、治療費の全額または一部を国や各自治体が助成しています。

※助成内容は自治体によって異なるので、詳細は各所にお問い合わせください。

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◆梅ヶ丘産婦人科(東京都世田谷区)
 院長 辰巳賢一先生から

2人目不妊に多いのが、「自然に近い妊娠をしたい。でも子育てや仕事の疲れ、性欲の低下などから、タイミングを合わせるのが厳しい」というケース。身体的・経済的負担の少ない人工授精などもありますので、専門医と相談しながら自分たちに合った方法を選んでいくといいでしょう。

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◆梅ヶ丘産婦人科…1958年に産婦人科として創立し、1998年以来不妊専門クリニックに。子連れでも通いやすい親子ルームも完備。幅広い選択肢から一人ひとりに合った治療法を提案し、患者さんの希望に寄り添った診療を行っています。

取材・文/門司智子

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