子どもが友達におもちゃを投げつけてしまったとします。そんな時、まず言ってしまいがちなのが「何でそんなことするの!」。思いがけない子どもの行動に気持ちを整理する間もなく感情をぶつけてしまいます。これが「怒る」。感情を吐き出す、自分のための行為です。
一方「どうしてそうしたの?」とまず子どもの話を聞き「それはやめて。(なぜなら)お友達と仲良くして欲しいから」と、なぜ「だめ」なのか理由をきちんと伝えること、これが「叱る」。「叱る」は、相手により良くなって欲しいという思いが込められた、相手のための行為なのです。もちろん、お友達に謝った上での話です。