幼い子どもが嘔吐すると、親御さんはびっくりしますよね。嘔吐は何らかの原因により延髄の嘔吐中枢が刺激され生じます。
口からミルクがたらたら流れる溢乳(いつにゅう)と混同されるため区別が必要です。原因は様々であり、年齢や食事との関係、ストレスの有無、経過の長さ、反復性、吐き方や吐く量、嘔吐以外の随伴症状から判断していくことになります(下表参照)。
原因となる病気も多く、下表に記載されていないもので新生児の乳児消化管アレルギーや食物アレルギーによるアナフィラキシーなどもあります。
ほとんどの場合は表内の「よくある(頻度の高いもの)」が考えられますが、まれに怖い病気が潜んでいることも。原因をはっきりさせるには親御さんのみで判断するのは難しいため、次の対処方法を見て受診の目安にしてください。