「骨を取るのが面倒」「生臭い」など、お魚料理が苦手というママは少なくないようです。おさかなマイスターの水谷景子さんにお魚をもっと簡単に、美味しく食べるコツを教えていただきました。
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子どもに食べさせたいお魚料理。でも調理に手間がかかるからと敬遠するママも少なくないようです。「実はお魚って、忙しいママ達にピッタリの“時短食材”なんですよ」と水谷さんは語ります。
「焼き魚は焼くだけ。干物だと冷凍したままでグリルにかけられます。お魚って、5~10分で火が通るので調理も早いんです」。
3児のママでもある水谷さんの冷凍庫には干物などのお魚が常備されているそう。「干物だけでなく、塩麹漬や西京漬を作り置きしています。帰宅後パッと焼くだけでメインになるので、本当にラク!」。
生魚に塩をふって(パラパラでOK。目安は重量の1%)5〜10分ほど置き、出てきた水気(臭みの元になる)を拭き取る。魚臭さが気になる時は、さらに日本酒や白ワイン、牛乳などを和食・洋食に合せて使い、5~10分漬けて置くだけで臭いは取れます。
※料理酒は様々な調味料が入っているので日本酒を使うのがおすすめ。
「サバやサワラ、スズキなどは骨が大きく取りやすいです。おすすめなのはメカジキ。切り身で売られているのでとても使いやすく、年中手に入り、値段も安い。身が柔らかくて子どもたちも大好きです」。
最近では、骨が取り除かれたものや、既に味付けされている『ファストフィッシュ』も増えています。缶詰も今は種類がたくさんあって便利。「缶詰でもDHAなどの栄養分はしっかり入っているので、水煮を買っておけばトマト煮やパスタなどに使えてとても重宝します」。
お魚は、子どもの発達に大切な栄養素がたっぷり摂れるだけでなく、お魚の苦みや旨みなどを味わうことで味覚もしっかり育ててくれます。ママにうれしい時短食材のお魚をぜひ食卓にたくさん登場させてみてください。
調理しやすいお魚
アジ、サケ、
ブリ、サバ
サワラ、スズキ
タラ、メカジキ
ママ達がお魚料理を子どもに食べさせる時、面倒なのが骨を取り除くこと。時間もかかりますよね。でも水谷さんは「お魚の骨には、背骨、背びれと尻びれを支える骨、腹骨、それから背骨から身の中に入り込んで支えている肉間骨があります。どこにどのような骨があるか、基本的な骨の構造を知っているだけで、とても早く取り除けて簡単!ほぐした身に骨が混ざることもありません」と話します。
骨のことを知っていると、子どもが自分でお魚を食べられるようになった時、きれいな食べ方も教えてあげられるので、食育にもつながります。
・メカジキの切り身…4枚
・オリーブオイル…60cc
・バター…30g
・にんにく(すりおろしたもの)…5g(大きめの2片)
・塩コショウ…適宜
・パン粉 …1/2カップ
・パルミジャーノ・レッジャーノすり下ろし、または粉チーズ…25g
1.バターを溶かしオリーブオイルと混ぜておく
2.パン粉と、パルミジャーノ・レッジャーノのすり下ろしまたは粉チーズは混ぜておく
3.オーブンの天板にシートを敷き、メカジキを置く
4.メカジキの上面ににんにくを塗り、塩コショウをする
5.4に2を乗せ、1をスプーンでまんべんなくかける
6.210℃のオーブンで15〜20分、良い焼き色がつくまで焼く
料理研究家
水谷 景子さん
日本おさかなマイスター協会認定の「おさかなマイスター」で1・3・5才のママ
(取材・文/リトル・ママ編集部)
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