離乳食は生後5ヵ月からはじめていい?離乳食の量や進め方など紹介!
- 2020/9/7
- 食
生後5ヵ月になったけれど、そろそろ離乳食を始めてもいいの?
成長のスピードが早い中、離乳食を始める時期や進め方に戸惑うこともありますよね。
今回は3人のママである私の経験も踏まえ、これから離乳食作りをスタートするママへ、生後5ヵ月の離乳食を徹底解説します!
生後5ヵ月になったけれど離乳食を始めていい?
離乳食を始める目安は、生後5ヵ月~6ヵ月頃と言われています。
はじめの1ヵ月間は、おっぱい・ミルク以外の食べ物を飲み込む練習です。
次のポイントを参考に、赤ちゃんの体調や機嫌の良い日を選んで、あせらずスタートしましょう。
離乳食を始めてOKのサインは?
生後5ヵ月になったということより、赤ちゃんの体の準備が整っているかどうかが大切です。
個人差がありますが、主な目安として5つのポイントを挙げます。
すべて当てはまらなくても、このような様子が見られてきたら離乳食を始めても良いでしょう。
- 首が座り、長時間でなくても手やクッションで支えれば座れる
- 大人が食べている様子をじっと見たり、口を動かしたりする
- 毎日の授乳回数、授乳時間、生活リズムがある程度整っている
- 以前に比べて、唾液の量が増えている
- スプーンを唇に当てても嫌がったり、舌で押し出そうとしない
歯の発育、口の動きは?
生後5ヵ月では、歯は生えていない赤ちゃんが多いです。
また、スプーンを唇に当てても上手に食べ物を取り込むことができません。下唇にスプーンを乗せ、上唇でスプーンを挟むような動きが見られればOK。
実際に離乳食をあげるときは、唇でスプーンを挟んだときに、静かにスプーンを引き抜いてあげると、離乳食が口の中に入りやすいです。
離乳食を上げる時間、回数は?
はじめの1ヵ月間、離乳食は1日1回です。授乳タイムの1回を「離乳食+授乳」とします。
体調変化があればすぐに病院を受診できるよう、離乳食をあげるのは診察時間内に、できれば午前中が望ましいでしょう。
我が子たちのタイムスケジュールを紹介
3人の育児日記を振り返ったところ、おおよそ次のようなスケジュールで過ごしていました。
3:00 授乳
7:00 起床
8:00 離乳食+授乳
(1〜2時間お昼寝)
12:00 授乳
(1〜2時間お昼寝)
15:30 授乳
17:00 お風呂
18:00 授乳
20:00 授乳、就寝
もちろん、夜中1時間ごとに授乳した日もあれば、昼寝の時間や回数が乱れた日もあります。
これはスムーズに過ごせた日の一例です!無理なく赤ちゃんのペースを大切にしてあげてください。
離乳食を作るのに揃えておくべき道具は?
私は1人目の時、張り切って様々な道具が入った離乳食セットを購入しました。
しかし、実際に離乳食を作り始めて気がついたのですが、すり鉢やこし器は、洗うのもなかなか大変。
便利な道具を、あれもこれもと使用するのは考えものです。
3人目の時は、私自身がコツをつかんだこともあり、はじめの1ヵ月で使ったものは次の3つだけでした。
- すり鉢
- すりこぎ棒
- ブレンダー
ブレンダーは、2人目の離乳食の後半で購入し、こんなにも便利なものがあったのかと目から鱗が落ちました。分離できて刃の部分だけを洗えるものが便利です。
ブレンダーなら、繊維のある野菜もすぐにとろとろになります。
月齢が進み、食べる量が増えてからは、ストック作りにも役立ちました。
またバナナジュースやポタージュを作るなど、離乳食が終わってからも活躍の場があります。
実際に離乳食作りを始めて、すりつぶす作業に疲れた時には、一度検討してみてはいかがでしょうか。
生後5ヵ月の赤ちゃんの成長の目安は?
離乳食と授乳のバランスは?
生後5ヵ月の赤ちゃんの栄養は、ほとんどがおっぱい・ミルクからと考えて大丈夫です。授乳90%、離乳食10%といったイメージ。
離乳食を先にあげてから、おっぱいは欲しがるだけ、ミルクは1日5〜6回程度、合計1000ml〜1400ml前後が目安となります。
ミルクの詳細はメーカーの推奨量を参考にしてくださいね。
離乳食をあげる時のコツは?
離乳食をスタートした時、私は3人とも抱っこで食べさせました。
おすわり可能なハイローチェアもありましたが、まだまだ腰が安定していないため体がずれてしまったり、赤ちゃんが顔を動かしたりするので、離乳食をあげにくかったです。
ママに抱っこされることで赤ちゃんも安心し、リラックスした雰囲気で離乳食を食べることができると思います。
また、嫌がったり泣き出したりした時は、潔く切り上げてしまいましょう。
生後5ヵ月は、食べることに慣れる時期なので、量はそこまで気にしなくても大丈夫です。
離乳食のかたさ、量は?
10倍粥のすりつぶしや、とろとろのペースト状のものが基本です。
中には、おかゆの中に残るつぶつぶを嫌がる赤ちゃんもいます。
(我が子たちは3人ともつぶつぶを嫌がり、おかゆも全てブレンダーでペースト状にしていました)
市販のベビーフードには、生後5ヵ月から食べられるものも多いので、それらを参考にしてみるのも良いでしょう。
離乳食の量は、小さじ1から始めます。1ヵ月間かけて、全体で小さじ10程度の量まで増やしていくのが目安です。
野菜やタンパク質を始めたら2〜3日に一度、新しい種類にトライしてみて下さい。
また、新しい食材に挑戦するときは、1日1種類にしましょう。
・1週目
おかゆ小さじ1〜3
・2週目
おかゆ小さじ3〜4
野菜小さじ1
・3週目
おかゆ小さじ3〜4
野菜小さじ1〜2
タンパク質小さじ1
・4週目
おかゆ小さじ4〜6
野菜小さじ2〜3
タンパク質小さじ2〜3
生後5ヵ月の離乳食におすすめの食材
生後5ヵ月の赤ちゃんの離乳食は、味付けせずに、とろとろのペースト状が基本です。
ここでは、私もよく作った、比較的簡単に用意できる食材をご紹介します。
ペースト状にしやすい野菜
じゃがいも・さつまいも・かぼちゃ
野菜は、皮を取り除き、小さく切ってフォークでつぶせる程度まで柔らかく煮たあと、すり鉢を使って水やお湯でのばしていくのが基本です。
味噌汁を作る時に一緒に煮て、柔らかくなったところで取り出すと大人の食事も同時に作れます。
また、少量の水をふりかけ電子レンジで加熱するのも簡単です。
果物なら、バナナ・メロン・桃などがすり鉢などでなめらかにしやすいですが、生後5ヵ月のうちはまだ与えなくて大丈夫。
子どもが食べることに慣れてきた6ヵ月~離乳食中期に少しずつ取り入れていきましょう。
30秒で用意できるタンパク質
豆腐・きな粉
豆腐は柔らかいですが、意外とそのままでは食べにくいようです。
すり鉢を使うとあっという間になめらかになるので、ぜひひと手間加えてあげてください。
きな粉は、おかゆに混ぜていました。個包装になっているきな粉を購入すると便利です。
裏技的に使えるタンパク質
ズバリ、お麩です。
そのまま味噌汁に入れられる、ひと口サイズの小さなお麩がおすすめ。お麩を直接ガリガリとすりおろします。
水分が多くて柔らかくなりすぎたペースト状の野菜やおかゆに少量混ぜると、かたさの調節もでき、一石二鳥です。
まとめ
生後5ヵ月は、赤ちゃんとの生活にも慣れてきた頃でしょう。
オムツ替えの時に思わずムチムチした手足を触ったり、目が合った時の笑顔に癒されたり、時には何をやっても泣きやんでくれず途方に暮れたりと、もうすっかり家族の一員となってきたと思います。
私は1人目の時、離乳食を食べてくれないことに落ち込んだり、夜中に作り置きを頑張りすぎたりなど、様々な失敗や苦労がありました。
今振り返ると離乳食が始まったばかりの頃は、赤ちゃんの食べる練習期間であると同時に、ママの作る練習期間でもあったなと思います。
赤ちゃんの好みを探りつつ、ぜひ新たな成長を家族で楽しんで、離乳食を進めていってくださいね。
リトル・ママ認定ライター MISAO