夫が在宅勤務になった最初の頃は、通勤時間がないため、娘の保育園のお迎えにも余裕で間に合い、残業が減ったことで家族で食卓を囲む時間が増え、私は「在宅勤務、最高!」とさえ、思っていました。
しかし、夫の在宅勤務が長引くにつれ、私の心の中にはモヤモヤが溜まっていくことになるのです…。
当然ですが、夫が家にいるということは、昼食の用意から片付け、といった家事が増えます。
夫のお昼休憩は決まった時間のため、その時間には昼食を作らなければ…と頭の片隅にいつも浮かんでいました。毎日頭の中で、自分の仕事はいつ切り上げ、いつ作り始めいつ食べるか、といったスケジュールを逆算していました。
また、飲み物(コーヒーやお茶)の用意は気がついた方がする、としていたのですが、席を立つのは私ばかり…。
さらに細かいことですが、無頓着な性格の夫は、ティッシュペーパーやトイレットペーパーなど、なくなっても放置のままで、新しいものに変えるのはいつも私。いわゆる「名もなき家事」が積み重なり、夫が家にいることを徐々にストレスに感じるように。
しかし、フルタイムで働く夫の勤務時間数に比べると、私の労働時間は微々たるもの。収入面でもその差は歴然で、心のモヤモヤを口に出すことは、はばかられていたのでした。
しかし、ある日の夕方、これから夕食の用意をしようと思っていた矢先、私のイライラが頂点に達する事件が起きたのです。
突然夫が「ごめん、今日俺お迎え無理」と一言。お迎えの時間まであと少し、というタイミングでしたので、私は急いでしたくを整え保育園にダッシュ!
何とかお迎えの時間に間に合ったものの、帰宅後急いで夕食の準備に取り掛かりました。その日はたまたまですが、娘の機嫌も悪く、私も仕事の疲れも溜まっており「なんで私ばっかり」と、貯まっていたイライラが限界を超えててしまったのでした。