Instagramでも大人気の“絵本のつなぎて”ふわはねさんが、ママのリクエストに応えて絵本をセレクトします。
Ｑ．子どもに時間を教えるのに役立つ絵本があれば知りたいです。（２才男の子のママ）
〝時間〟という目に見えない時の流れを理解するのはとても難しいことです。それは、過去、現在、未来という概念をも理解しないといけないからです。だからこそ急ぐ必要はありません。様々な絵本の力を借りつつも、教えようと意気込むのではなく、まずは絵本そのものを楽しんでください。
そうしているうちに、暮らしの中で、時間の概念と絵本とが、点と点が線で繋がるように理解できる日がきっと訪れるはず。ぜひ多角的な方向から時計の絵本に触れてみてください。
※対象年齢は各出版社サイトに明記がある場合のみ記載しています。
ベス・ユーマン・グレイク／作
ハーベイ・ワイス／絵
もりひさし／訳 偕成社
５才から
「じかんってなあに？」という質問にこんなにも丁寧に答えてくれる絵本があるでしょうか。１秒、１分という短い時間から、１ヵ月、１年という長い時間まで、過去から未来へと繋がる時の流れをわかりやすく教えてくれます。
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価格:1,540円 |
『とけいのおうさま 』
こすぎさなえ／作
たちもとみちこ／絵
PHP研究所 ※現在品切れ。電子書籍のみの販売
時計の国では、王さまの時間通りにすべてのことが進みます。７時は朝ごはん、10時は散歩、２時は運動の時間。ところがある日、王さまは時間に縛られることが嫌になり…。色彩豊かな絵も魅力的な一冊。
『とけいのえほん 』
とだこうしろう／作・絵
戸田デザイン研究室
３才から
街も鳥も羊も眠る午前１時から、この絵本は始まります。徐々に夜が明け、朝になりますが、見開き24頁で、右に時計、左にその時間帯のイラストが描かれているだけ。語りかけるような言葉はありません。シンプルだけど詩的な時計絵本の名作。
 | 『とけいのえほん』とだこうしろう（戸田デザイン研究室） 蔦屋家電 価格:1,650円 |
『とけいのほん１ 』
まつい のりこ／作
福音館書店
３才から
ちび（短針）とのっぽ（長針）が散歩に出かけると、「いま何時か教えてくれたら通してあげる」とどんぐりぼうやがとおせんぼ。ちびが7、のっぽが12のところにきたら「7じだよ」というように、この絵本で私の娘たちもちょうどの時間と半（30分）が自然と読めるようになりました。
『あさですよ よるですよ 』
かこ さとし／作
福音館書店
２才から
豆の家族が朝起きてから寝るまでの１日を描いたお話。どのページにも時計があり、場面ごとに情景が細かく描かれていて、時間の流れがわかりやすいです。かこさとしさんならではのセンスあふれる絵本。
 | あさですよ よるですよ （幼児絵本シリーズ） [ かこさとし ] 価格:990円 |
『ヒギンスさんととけい 』
パット・ハッチンス／作
田中信彦／訳
ほるぷ出版
４•５才から
ある日、屋根裏部屋で時計を見つけたヒギンスさん。時間が合っているかどうかを調べるべく、もう１つ時計を買ったのですが微妙にズレています。ユーモアたっぷりで、この面白さがわかる頃には時計が読めるようになるはず？
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