夜9時なのにお目々ぱっちり!もう1時間も抱っこしているのにおろしたら起きる…。みんなが一度は頭を抱える子どもの寝かしつけ問題。YouTubeやInstagramで話題の“ねんねママ”こと和氣春花さんに、寝かしつけのコツを聞きました。様々な考え方や知識を得ることで、心も体も少し軽くなるかもしれません。
赤ちゃんが眠るためには、安全で快適な環境づくりが何より大切です。そういった意味では寝かしつけは必要だと思います。でも「寝るまで抱っこしていないといけない」、「そばに居てずっとトントンしないといけない」などのような寝かしつけは、ママが辛いと思っているのであればやめていく方法もあります。
ママは身体が辛くても赤ちゃんが泣いていると抱っこしてしまう、ということもありますが、赤ちゃんは眠たくて泣いていることもあるんです。安全で快適な環境が整っていれば“こうしないといけない”という決まりはないのです。
0~1才くらいの場合は、適切なお昼寝時間が夜の入眠にもつながっていきます。お昼寝が不足すると、疲れすぎで夜眠れなかったり、タイミングがずれて昼夜逆転してしまったりすることも。朝起きる時間、お昼寝の時間をある程度決めるなど、規則正しい生活習慣が重要です。
そして、小さい赤ちゃんでも幼児でも、意外と大切なのが子どもの納得感。子ども自身が「もう寝たい」「今日はいっぱい遊んだから満足」「もう寝る時間なんだ」と思えているかどうか、という視点で考えてみると、寝かしつけが少しラクになるかもしれません。
大人は楽しそうにしているのに自分だけ寝室に行かないといけない、という状況だと「まだ寝たくない」と思うのはごく自然なことですよね?遊びが少なかった日に寝たがらない、ということもあります。
寝る前に絵本を読んであげる、部屋を少し暗くしてスキンシップをとるなどすると、安心して眠りやすくなります。
寝かしつけをラクにする方法として言えるのが「眠りやすくなる行動をとる」ことです。例えば、人は寝る時に深部体温を下げながら眠りにつきます。お風呂に入って体温が上がる→45分くらい経ち、体温が下がる波に乗るとスムーズに眠れます(入浴から睡眠までの推奨時間は45~60分ほどです)。
お風呂からあがったら「もうすぐねんねの時間だね」と声をかけたり、白い光を避けて間接照明にしたり、今日の出来事をふりかえったり。ほっとするような雰囲気をつくりましょう。
例えば、お風呂→スキンケア→授乳→絵本→電気を消すなど日々のルーティンを決めて行うと、子どもは心も体も寝る準備をすることができます。リラックスモードで寝室・ベッドに入れることが、寝かしつけをラクにする一番のポイントかもしれません。
〜6ヶ月
1~2才
3才
寝言の場合もあります。2〜3分見守ってから対応しましょう。
声に脳が反応して起きてしまうことも。夜間は無言で。
暑すぎ、寒すぎだと眠れないのは赤ちゃんも同じ。快適な室温を保ちましょう。
静かすぎて逆に小さい音に敏感に反応してしまうことも。無理に無音にする必要はありません。
●窒息防止のため、寝床の中に、枕、クッション類、ふわふわのぬいぐるみなどを入れない ●充電ケーブルなどを置かない ●大人のベッドで一緒に寝ない ●体を温めすぎない
ねんねママ(和氣春花)さん
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現在5才と0才のママ。長女が赤ちゃんの頃、小児睡眠に関して専門的に勉強し資格を取得。YouTube「寝かしつけ専門学校 ねんねママちゃんねる」を開設、インスタなどでも「セルフねんね」の仕方など、寝かしつけに関する情報を発信する。「少しでも皆さんの寝かしつけがラクになればと、自らの経験も含めお伝えします。
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