「帝王切開ママの会では、お産を振り返り、何が嫌だったのか、どんな言葉に引っかかっているのか、絡まってしまった糸をほどく作業をしています。途中で泣いてしまうママもいます。それでも、今まで心の奥にしまい込んでいた自分のお産とまっすぐに向き合い、吐き出し、心に刺さったトゲを抜いていく。そうすると、そこに埋もれていた『良かったこと』を思い出せることもあります」。
思いを言葉にして出していくうちに、自分のお産へのマイナスイメージがガラリと変わることがあるそうです。
「誰に何を言われても、自分が頑張ったって知っているから大丈夫!大切なのは育て方です。産み方にこだわって立ち止まっている方がいたら、『子育ては“期間限定”ですよ』と伝えたい。
子どもはママが悩んでいる間もどんどん大きくなります。だから今、しっかりと子どもの成長を見つめてください。痛い思いをして大きな傷を作って、命がけで産んだ尊い命なのですから。
帝王切開のお腹の傷は、あなたの“勲章”です」。