カナダで出産し、我が子のお世話に明け暮れる日々を過ごしていた頃、義理の両親から「孫は私たちが見るから、少しは夫婦で出かけたり、友達と遊んだりしてきたら?」と何度も言われました。子どもが生まれたら、自分の時間を持てるのは何年も先になると思っていた私には衝撃のオファー。でもこの考え方、カナダの家庭では普通のことだったのです。
海外では、子どもを預けることにとても寛容で「生活は大人が基準」という考え方があります。子どもに愛情は注ぐけれども、それは四六時中一緒にいることとイコールではなく、子どもを持って親になっても楽しむ!という価値観。だからパートナーや家族、シッター、園へ子どもを預けて、ママは仕事をしたり、カフェで1人くつろいだり、時には夫婦2人でレストランに行って食事を楽しむなど、自由な時間を持つのはとても当たり前なことなのです。