生後12ヵ月の赤ちゃんの成長って?12ヵ月の赤ちゃんの成長の目安や特徴など紹介!
- 2020/10/29
- 子育て・家族

生後12ヵ月の赤ちゃんの成長具合はどれくらいなのでしょうか?
成長の著しさから体つきが変わり、運動能力も発達する時期です。
生後12ヵ月の赤ちゃんを持つママに向けて成長の目安や過ごし方など解説していきます。この記事を読んで毎日の育児にお役立て下さい。
生後12ヵ月の赤ちゃんの目安は?
身長や体重は?

厚生労働省が示す成長曲線によると、生後12ヵ月の赤ちゃんの身体発育値は以下の通りです。
男の子 : 身長70.3~79.6cm、体重:7.6〜11kg
女の子 : 身長68.3~77.8cm、体重:7.1〜10.4kg
出生時から身長はおよそ1.5倍、体重はおよそ3倍になります。
他の子と比べて小さかったり大きかったりすると心配になってしまうかもしれませんが、成長度合いに個人差が出てくる時期です。
成長曲線内で赤ちゃんが元気に過ごしていれば心配する必要はありません。
食事量や哺乳量は?回数は?

離乳食も終わりに近づいてきますが、まだ大人と同じ味付けや硬さはNG。
大人が食べているものを欲しがることもありますが、消化能力が未発達の赤ちゃんに大人と同じ食事では、胃に負担がかかってしまいます。
同じ食材でも、赤ちゃんが歯茎で噛める硬さと薄味で調理してあげてください。
生後12ヵ月になると1日の栄養は離乳食から摂取するようになります。
1日3食の離乳食が定着していますが、3回食で足りないようであれば栄養補助としておやつの時間をつくりましょう。
おにぎりや蒸したさつま芋、牛乳などがおすすめですが、食事に影響のない量にしましょう。
睡眠時間はどれくらい?

生後12ヵ月の赤ちゃんの1日の平均睡眠時間は約11~13時間ほどになります。
お昼寝は、段々と1日1回のペースになる子も。その分、夜はしっかり眠れるようになり、朝までぐっすり寝てくれることもあります。
体力がついてくる時期なので、なるべく天気の良い日は外に出て過ごすと良いでしょう。
歩ける子は歩いてお散歩したり、歩けない子も公園などでたっちやつたい歩きをしながら、歩く練習をするのも、気分転換になるのでおすすめです。
生後12ヵ月の過ごし方や特徴は?
ひとり歩きができるようになる

個人差はありますが、ひとり歩きを始めるのは1才前後で、1才6ヵ月頃までにほとんどの子がひとり歩きできるようになります。
早い子は、すでに生後12ヵ月で歩けるようになっていますが、我が子が歩かない…と心配して焦る必要はありません。つたい歩きやたっちをしていれば大丈夫です。
歩き始めがゆっくりでも、無理に練習したりせず、温かい目で見守ってあげてください。
また、ひとり歩きを始めたら行動範囲が更に広がります。
ハイハイの時期より高さが出るので、再度部屋を見直してみましょう。ケガや転倒、誤飲などの事故が起こらないように、危険なものは片づけましょう。
指先が器用になる

生後12ヵ月になると指をさしたり、親指と人差し指で物をつまんだりと指先が器用に使えるようになります。
細かい動きができるようになるので、今まで使っていたおもちゃでも、できなかった箇所ができるようになったり、自分で絵本をめくれるようになったり、簡単な積み木遊びをするなど、いろいろな指先の動きができるようになります。
指先を使うことにより、脳の幅広い領域への刺激につながるので、積極的に指先を使った遊び(粘土遊びやシール貼りなど)を取り入れるようにすると良いでしょう。
1人でご飯が食べられる

手づかみが上手になり、スプーンやフォークにも興味がでてきて、自分で食べる意欲が出てきます。
ですが、まだ上手にすくえなかったりするので、食べこぼしも多い時期です。
自分で食べようとする意欲は大切な成長過程ですので、あたたかく見守ってあげるようにしましょう。
床にビニールシートや新聞紙を敷くなどして対策をすると、ママの片づけも楽になりますね。
また、この時期は物を落としたり投げたりするのが楽しくなるので、わざとおかずや食器を落としたり投げたりして、大人の様子を伺って遊び始めてしまうことも。
イライラしてしまうこともあると思いますが、ダラダラと食べている時は、「ごちそうさまね」と片付けて様子をみましょう。
意味のある言葉を話し始める
今まで、喃語(なんご)で言葉を発してきた赤ちゃんが「ママ」「パパ」「ワンワン」「ニャンニャン」など、意味のある言葉を言えるようになります。
しかし、言葉を話し始める時期にはかなり個人差があり、同じ月齢の子どもでもスラスラと言葉が出てくる子もいれば、言葉よりも身ぶり手ぶりで自分の気持ちを伝えようとする子もいます。
そのため生後12ヵ月ごろの赤ちゃんが話さないからといって心配することはありません。いつの日か急にお話をして驚かせてくれますよ!
生後12ヵ月の子育てで大切なこと
とにかく目を離さない

これまでも目を離さずに育児をしてきていると思いますが、ますます大人からは想像できないような原因でケガをしたり、場合によっては命を落としてしまうことがあります。
事故の傾向としては、「転ぶ」「落ちる」「物が詰まる」「溺れる」「やけど」などがあります。
生後12ヵ月頃になると、一人で歩き始める子もいるので行動範囲も広がります。
ほんの少しの目を離した一瞬で事故は起こってしまいます。「誰かが見ているだろう」と思わず、赤ちゃんから目を離さずにいましょう。
また家族間でもどのようなことが危険に繋がるのかなど共有して、みんなで赤ちゃんを危険から守るようにしましょう。
生活習慣を身につけさせる

生後12ヵ月を過ぎると、少しずつ赤ちゃんから幼児の生活リズムになっていきます。
早寝早起きの習慣をつけて、健康的な毎日を過ごし、生活リズムを整えるようにしましょう。
日中にたくさん体を動かして、夜は自然と眠くなるようにするなど、夜更かしにならないように習慣づけましょう。
ただし中には、「外でたくさん遊んでも寝てくれない!」というお子さんもいますよね。
寝つきにはそれぞれに個人差があるので、あまり神経質にならず、無理のない範囲で大丈夫です。
また、衛生上の習慣として今まで以上に「手洗い」は覚えさせたいところ。
外から帰ってきたときや、手が汚れた時は、ママ・パパと一緒に「おててゴシゴシ♪石鹸あわあわ♪」など声をかけて、楽しみながら手洗いをすれば、当たり前のこととして覚え、自然に身につくでしょう。
我が家の1才8ヵ月の息子も手を洗う時は自ら、「あわあわ」と手を合わせてゴシゴシ手洗いをするようになりました!
予防接種のスケジュールを確認

生後12ヶ月を過ぎてから接種できる予防接種がいくつかあるので、母子手帳の予防接種のスケジュールを確認しましょう。
接種できるのはMR (麻疹 ・風疹混合)、水痘(みずぼうそう)、おたふくかぜとHib(ヒブ)、肺炎球菌、四種混合の追加接種があります。
同時接種できるもの、1ヵ月空けないとできないものなどがありますので、かかりつけの小児科と相談して忘れずに予防接種を受けるようにしてください。
まとめ
いかがでしたか?生後12ヵ月になると、ふにゃふにゃだった新生児期から比べて、こんなにもできることが増えて、1年の成長ってすごいですよね!
なんとなく、赤ちゃんから幼児になっていく姿は嬉しくもあり、ちょっぴり寂しくもあり…感慨深いものがありますが、これからもどんどん成長していきます!
お話をしてくれたり、走れるようになったり…沢山の成長を見せてくれます♪お子さんの成長を楽しみに、ママ達も楽しく過ごしましょうね♪
リトル・ママ認定ライター すずきなつみ