花粉症とは、草木から飛び散った花粉が人にアレルギー反応を起こす季節性アレルギー性鼻炎の総称。日本ではスギ花粉によるアレルギー性鼻炎があまりにも多いため、花粉症といえばスギのイメージがあります。スギ花粉量の増加に伴い、有病率も年々増加。最新の疫学調査では0~4才で約4%、5~9才は約30%、10~19才では50%以上がスギ花粉症を発症しています。
地域ごとの植物の種類によっても違いますが、年間を通して何らかの花粉が飛散しています。春のヒノキ、初夏のカモガヤ、秋のヨモギやブタクサなど原因になる花粉は50種類以上報告されています。花粉症は集中力やパフォーマンスを低下させ、学業や睡眠にも影響を及ぼすため社会的な問題になっています。