そもそも役員は何をしているのでしょうか。
娘が通う保育園の場合、保護者は全員保護者会メンバーとなり、年度初めに各クラス代表として役員を選出し、更に役員の中から会長や会計などの役職者を選出します。
会長は行事で挨拶をする他、交渉の矢面に立たなければなりません。交渉内容は、行事運営や近隣からのクレーム対処、備品充当など多岐に渡りますが、労働組合と会社のようなストライキも辞さない「対等な交渉」ではなく、より良い保育のための協力・意見交換といった様子です。
また会計は、保護者会費を集金し、行事で園児に配布される記念品等の購入や総会運営に使い、年度末に収支を報告します。会費は月数百円ですが、数年貯めれば園庭に置く大型遊具や、ミストシャワー等熱中症対策設備にあてることもでき、重要な役職です。
交渉準備や購入品決定にあたり役職者同士で協議することは沢山ありますが、皆仕事で送迎の時間を合わせることができないので、話し合いは主にLINEで。寝かしつけ後や通勤途中に意見を送り合うので、毎回とても簡潔。マウントの取り合いなども無く、多忙は平和の元だと実感するに至りました。