通常の感染症で数日高熱が続いても、ほとんどの場合は心配しなくても大丈夫です。重要なのは、発熱の原因特定です。
例えば、髄膜炎や脳炎・脳症は病気自体が脳の障害の原因になる場合があります。また、発熱に伴うけいれんが重積し10分以上続く低酸素状態や、重度の脱水を伴う熱中症などでは脳に悪い影響が及ぶことも。熱性けいれん(※)は子どもの8%くらいに起こり、約半数は1回のみで終わります。脳の発達が未熟な3才以下に多く、2〜3分のけいれんでは基本的に脳の障害は起きません。無熱性や3回以上、けいれんの重積(10分以上)や発達障がいがある場合は、予防についてかかりつけ医に相談を。