告知された日、病院から帰宅した私はずっと泣いていました。遊んでいる子どもたちを見て「この姿をいつまで見られるかな」とボロボロ涙がこぼれてしまい…。これでは余計に心配をかけると思い、夫と相談して私の口から伝えることにしました。
幼い下の2人には「ママは骨の病気だからドンとぶつからないでね。抱っこは座ってからね」と話しました。中学2年生だった長男は受験を控えていたので、正直に言うべきか迷いましたが、理解できる年齢で、何かあったら頼ることになると思い、本当のことを伝えました。
伝えた時のことは今でも覚えています。学校から帰ってきた長男に「お母さん、”がん“だった」と言うと「あぁ、うん」と返事して、話を聞き終えるとそのままトイレに行き、出てきた時には目が赤くなっていました。