音楽を聴いたり映画を観たりした時、それぞれ受け取り方が違うように、絵本も感じたままを受け取ってもらいたい。内容を理解するより、何かを感じ取ったその感性の方が何倍も大事です。アートやデザイン、音楽などの文化は生活に直接必要ないと思われがちですが、大人になって何かしようと思ったら、力になるのが想像力。それには感性がとても大切で、感性は感動から生まれるものなのです。
幼稚園や保育園、学校は先生や友達と出会い、雰囲気や匂いに触れたり、時には友達とケンカをしたりする場所。でもコロナ禍の今、それを体感できず、発表会や運動会など集団生活から生まれる感動が得られないのはとても残念なことです。こんな時期だからこそ、子どもたちにはできるだけリアルな経験をたくさんさせてあげて欲しいですね。