子どもが罹りやすい中耳炎には、中耳に膿がたまる「急性中耳炎」と水がたまる「滲出性中耳炎」があります。それぞれ原因や症状は下記のように異なります。
滲出性中耳炎は発熱や痛みを伴わないため、親御さんが気付かないこともあります。また子どもが症状を訴えにくいのも特徴。放置しておくと、手術が必要な中耳炎に移行したり、言葉やコミュニケーションの発達に悪影響を及ぼしたりする可能性が。テレビに近づく、音量を上げる、名前を呼んでも気付かない、聞き返しが多い、耳を触ったり頭を振るなどがあれば、耳鼻科で相談しましょう。また乳幼児は急性中耳炎の後に発症することが多いので注意しておきましょう。