離乳食7ヵ月(モグモグ期)まとめ!生後7ヵ月の赤ちゃんの離乳食の量や進め方を紹介!
- 2020/9/10
- 食
生後7ヵ月になると、離乳食も中期に差し掛かります。1日2回食となり、食事のリズムをつけていく頃で、どのように進めていけばいいか悩むことが増えますよね。
そんな赤ちゃんを育てるママに離乳食7ヵ月の進め方を紹介します。
この記事を読んで、離乳食を楽しく進める参考にしてみて下さいね。
離乳食7ヵ月(モグモグ期)ってどんな時期?
離乳食初期から中期に入る!
生後7ヵ月は離乳食中期に入り、モグモグ期と呼ばれる時期になります。
ヨーグルト程度の固さのものが飲み込め、1回に大さじ3程度の量が食べられるようになったら中期へのステップアップの時期と考えて良いでしょう。
主食もお粥は7倍粥になり、パン・麺類のほかにマカロニやオートミールも使えるようになります。
赤ちゃんの離乳食の時間に大人が合わせられるときに、家族で食卓を囲む時間を作ってみましょう。
一緒に食べることで赤ちゃんがより食事に興味をもってくれるきっかけとなります。
1日2回食が基本に
食事のリズムができて1日2回食が基本になります。2回目の離乳食は14時頃または18時頃の都合のよい時間帯にしましょう。
母乳・ミルクは離乳食後を含めて5回程度(母乳は+1〜2回になることも)与えます。
ただし、新しい食材はなるべく病院の開いている午前中に食べさせ、午後は食べさせた経験のある食材にしましょう。
離乳食中期ポイント2つ!
- 食べ物の種類を増やしていく
- 固形物に慣らしていく
離乳食7ヶ月の進め方は?
離乳食の量は?
1回の食事で3つの栄養素のグループが揃っているか、意識してみましょう。タンパク質は赤ちゃんの体に負担をかけないように、なるべく量を守ることがポイントです。
炭水化物(いずれか) | 7倍粥 50g(〜5倍粥70g) ゆでうどん 35g 食パン(8枚切り) 15g |
ビタミン・ミネラル(いずれか) |
野菜:合計20g+果物15g |
タンパク質(いずれか) |
肉(鶏むねひき肉など) 10g 魚(鮭など) 10g 豆腐 30g 卵黄 1個分 ヨーグルト 50g |
固さや味付けは?
赤ちゃんが舌と上顎でつぶせる、絹ごし豆腐くらいの固さが目安です。
食材の形が少し残るすりつぶしから、細かく刻んだものにしていきます。
だし汁と野菜スープでうまみを足してみるのも良いでしょう。調味料はなるべく使わず、素材の味を体験させてあげましょう。
だし汁は小分けにして冷凍保存しておくと便利です。
1日のスケジュール(例)
6時:母乳orミルク
10時:離乳食1回目+母乳orミルク
14時:母乳orミルク
18時:離乳食2回目+母乳orミルク
22時:母乳orミルク
こちらのスケジュールは一例なので、2回目の離乳食は14時頃でも構いません。
ただし、外出先で与えるよりも自宅で落ち着いて離乳食の時間をとることをオススメします。
あくまでもスケジュールは目安です。決まりがあるわけではないので、準備しやすい時間を選び、できる範囲で毎日同じ時間帯に与えることを心がけましょう。
食べさせ方と飲み物は?
赤ちゃんの腰がすわったらベビーチェアを用意すると良いでしょう。
地面か足置きに足をつかせて、落下しないようベルトなどで固定します。大人は正面に座り、声をかけながら食べさせてあげます。
お茶を飲ませる場合は麦茶などノンカフェインのものを選択し、ごく薄くつくりましょう。
生後7ヵ月頃から少しずつコップで飲む練習を始めてみるのもいいかもしれませんね。
離乳食中期に入り食べなくなったときは?
7ヵ月頃の赤ちゃんの食べない原因としては、裏ごしからみじん切りになって慣れない、遊びたい気持ちが増した、ことが考えられます。
一度裏ごしに戻して様子をみながら試していったり、水溶き片栗粉や納豆などとろみがつけられる食材を使うと食べやすくなります。
また、赤ちゃんは新しい味のものが口に入ると、好奇心で食べてくれることがあるので、ベビーフードをうまく取り入れてみるといいでしょう。
赤ちゃんの気分がのらないときは、無理に食べさせる必要はありません。食べなければ大人が割り切って食事を終わらせることも必要です。
生後7ヵ月の赤ちゃんはまだ母乳やミルクで栄養を摂っているので、離乳食を食べなくても大きな問題ではありません。
食事自体が嫌にならないよう、臨機応変に対応して下さいね。
正しく知っておきたいアレルギー
赤ちゃんの食物アレルギーの原因となる主な食品は、「卵」「牛乳」「小麦」の3つです。
アレルギー症状が出たときに原因となる食材が特定できるよう、初めての食材は少量を1種類ずつ与えます。
特に食物アレルギーを起こしやすい食材はごく少ない量から始めましょう。
食物アレルギーの疑いがある症状が出たら、自己判断せずに必ず医師の診断を受けましょう。
検査の結果食物アレルギーと診断された場合には医師の指示のもと、除去食を進めていきます。
離乳食をつくるときの注意点
赤ちゃんは細菌への抵抗力が弱いので衛生面に注意しましょう。
生ものを調理した包丁とまな板はその都度洗剤で洗い、調理を中断するときは冷蔵庫に入れましょう。食材を十分に加熱することも大切です。
離乳食7ヵ月におすすめな献立レシピ!!
基本の7倍粥
<材料 約150g分>
・炊いたご飯…60g
・水…200g
<作り方>
①小鍋にご飯と水を入れて強火にかけ、煮立ったら弱火にして吹きこぼれないように少しずらして蓋をする。
②お粥がふっくらしたら火を止め、蓋をして15分ほど蒸らす。
1週間分くらいをまとめて作って、小分け容器などに入れて冷凍するのがおすすめです。
レシピ① 鯛入りかぼちゃマッシュ(中期前半)
<材料 1食分>
・鯛(刺身)…1切れ
・かぼちゃ…20g
・玉ねぎ…10g
<作り方>
①鯛は茹でて、身をほぐす。
②玉ねぎは柔らかく茹でて、細かく刻む。
③かぼちゃはやわらかく茹でて、潰す。
④❶〜❸を混ぜる。
レシピ② 手作りカッテージチーズ(中期後半)
<材料>
・ヨーグルト(無糖)…50g
・レモン汁…2滴
<作り方>
①ヨーグルトを耐熱皿に入れ、電子レンジで約20秒加熱する。
②❶にレモン汁を垂らし、よく混ぜる。
③茶こしにキッチンペーパーを敷き、下に受け皿を置く。
④❸に❷を注ぎ、水が切れるまで15分ほど放置する。
⑤下に水が溜まっているのを確認したらキッチンペーパーごとぎゅっと絞る。
レシピ③ カッテージチーズとかぼちゃのきなこあえ(中期後半)
まとめ
赤ちゃんの食欲や成長・発達は一人ひとり違います。月齢はあくまでも目安程度に考え、赤ちゃんのペースに合わせて無理なく進めましょう。
個人差があるのは当然のことなので、その通りにならなくても焦る必要はありません。
思い通りに進まなくても、ママが自分を責めないで楽しく取り組むことがなによりも大切だと思います。
リトル・ママ認定ライター 今川佳奈