例えば、園の先生たちは、子どもの行動に干渉しないのが基本。なので黙々と一人遊びをしている子もいれば、ただボーっと寝転がっている子もいます。先生も「みんなと遊んだら?」などと促しませんし、パンツ一丁でないと嫌な子がいれば、その子が満足するまでズボン無しで過ごさせます。
給食も嫌いなものは残してよし。安全に関するルールや1日の時間割はありますが、やり方の違いや好き嫌いを認め、個々を尊重しています。人に迷惑をかけず、園の流れに対応できていれば、それでOKなのです。
そんな教育を見ていると、幼いころから躾や規律にこだわり過ぎることは、逆に子どもの個性を失くしてしまうのではないかと思ったりもします。私もそうですが、日本人は良くも悪くもキッチリ。でも、もう少しゆるやかに子どもを尊重した「見守る」子育てをしたいなと最近は思っているのです。