2才児の発育目安は?イヤイヤ期の乗り越え方や接し方も徹底解説!
- 2020/11/19
- 子育て・家族
2才児は身体や言葉の使い方が上手になり、赤ちゃんから幼児らしい身体つきになる時期です。
この頃から一層激しくなる自己主張。いわゆる「イヤイヤ期」に突入し、気に入らないことには暴れて抵抗したり、泣き叫んだりします。
その対応の難しさから、「どうしたら良いのかしら…」と悩んでしまうママは少なくありません。
今回はそんなママのために、2才児の発達・発育の目安や、イヤイヤ期をスムーズに乗り越えるポイントなどを解説します。
2才児の成長の目安や発達・発育の特徴は?
身長や体重は?
2才になると動きが活発になり、1才のころに比べると身長や体重の成長は緩やかになってきます。
今まではすぐに小さくなっていたお気に入りの服も、長く着せることができそうですね。
身体の発達には個人差があるので、下の表はあくまでも目安としてご覧ください。
言葉の発育の特徴は?
「ママ、きて」「ごはん、たべる」「おさんぽ、いく」など、二語文を話すようになります。
ママやパパ、身近な大人の言葉を真似するようになるので、言葉を覚えさせるのが楽しくなりますよ。
そして「これなあに?」「なんで?」というような質問をする場面が増えます。
この質問にしっかりと分かりやすい言葉で、ゆっくり丁寧に答えてあげることがポイント。言葉の発育を促し、知的好奇心を満たしてあげることができます。
性格や環境の違いで、言葉の発育スピードには個人差があります。あくまでも目安程度にとどめておきましょう。
運動能力の特徴は?
走ったりジャンプしたりと運動能力がぐーんとアップします。基礎体力が身につく2才。
運動神経や運動能力を高めたいなら、この時期が鍵になってきます。楽しく積極的に身体を動かしてあげましょう。
身体を動かすのが楽しくてたまらない時期です。
ママと手を繋がず一人で歩きたがったり、急に走り出すことも。ママは怪我や交通事故の心配が絶えません。
「ママが車に引かれないようにおてて繋いでおいてほしいな」
こんな声かけをすると、ママを助けたい子どもは手を繋いでくれるようになりますよ♪
生活力の特徴は?
手先が器用になり、今まで補助が必要だった身の回りのことが次第に一人でできるようになります。
- 大人の補助なしでスプーンやフォークで食事ができる
- 大きなボタンの掛け外しができる
- 手を使うときの力加減ができる
- 力強い線を描けるようになる
- 簡単な衣服の着脱ができる など
ついつい気になって手を出してしまいそうになりますが、子どもの「やりたい」という気持ちに寄り添って優しく見守りましょう。
苦労してできたときの子どもの笑顔は最高です。ママだって嬉しいですよね。
社会性の特徴は?
お友達に興味を持つようになります。
名前を呼びかけたり、お友達の隣で一緒に過ごすことができます。お友達と関わりながら「自分の要求が通らないこともある」ということを学びます。
おもちゃを取られてお友達を叩いたり、噛んだりする場面も。子どもがお友達を泣かせてしまう、上手く遊べないなどママは悩んでしまいますよね。
お友達を観察したりトラブルを繰り返しながら、お友達と仲良くなるための練習をしています。子どもの気持ちを尊重しながら、優しく見守りましょう。
2才児の接し方とイヤイヤ期の乗り越え方
スーパーの床に寝転びながら泣き叫ぶ子ども。床に散らばるごはんや食器。一日に何度も訪れる子どものかんしゃくに気がめいってしまいます。
魔の2才児といわれる第一反抗期「イヤイヤ期」。2才を前に「イヤイヤ期がきてほしくない」と願うママも多いのでは?
しかし、これは子どもが成長するための大事な過程。イヤイヤ期を正しく理解し、上手に対応して乗り越えましょう!
子どもがかんしゃくを起こす原因
2才になると自我が芽生え、新しいものにどんどん興味を持ち始めます。
見たい、触りたい、1人でやってみたいという欲求が高まって満たそうとするのです。大人からすると無茶なことでも、こだわりを強く持って意志を通そうとします。
かんしゃくはそんな気持ちの表現方法。ただのワガママではなく、伝えたいことが上手く言葉にできないだけなんです。
自分の気持ちをきちんと相手に強く表現できるって素敵なことですよね♪
気持ちを落ち着かせる
ママは一日に何度も起こるかんしゃくに困り果ててしまいますよね。
ママだって人間だもの。なんでも「イヤ」と言われるとイライラしてママの怒りが爆発することも。
まずはママの気持ちを落ち着かせましょう。子どもは自分の気持ちを上手く言葉にできないので、「イヤ」という言葉で表現します。
これを知っておくだけでもかんしゃくに対する考え方も変わってきますよね。
そしていちばんオススメなのは深呼吸。呼吸を意識することで次第に落ち着いてきます。
ママの気持ちが落ち着いたら、子どもにハグして体をトントン。
まずは子どものどんな要求も「○○したかったんだね」「○○が嫌だったんだね」と受け入れてあげるとだんだん落ち着いてきます。
「ママはあなたの気持ち、分かってるよ」と伝えるだけで、子どもは安心しますよ。
怒っている理由を聞く
子どもが落ち着いてきたら、怒っている理由を聞いてみましょう。
大人だって、理由を聞かずに「ダメ」「無理」って言われると悲しくなったり、怒ったりしますよね。
話している途中で遮ったり、急かしたりするとまたかんしゃくを起こしかねません。
しっかり最後まで話を聞きましょう。理由をしっかり言葉で伝えてくれると、成長を感じて嬉しくなりますよね♪
「よく我慢したね」「嫌だったことお話できたね」「ママにお話してくれてありがとう」とできたことをしっかり褒め、感謝を伝えましょう。
子どもは「自分の気持ちを伝えることで、ママに気持ちが伝わるんだ」と学んでいきます。
子どものいいなりにならない
かんしゃくが収まるなら…と子どもの欲求をすべて受け入れてしまいがち。
すると、子どもは「かんしゃくを起こせば、欲求をすべて受け入れてもらえる」と勘違いをしてしまいます。時には我慢をさせるということが必要になってきます。
自分で身の回りのことがしたい気持ちが強くなるこの時期は、「自分で選択させる」ということを心掛けましょう。
2つか3つの選択肢を提案して次の行動を促すと、上手く気持ちの切り替えができるようになります。
例えば、着替えたくないと泣いている場合。
「この服とこの服どっちにする?」「ご飯を食べてから着替える?それとも歯みがきしてから着替える?」「自分で着替える?ママにやってもらう?パパにやってもらう?」といったように、結果は同じでもその選択肢を子どもに委ねるのです。
自分で選択して行動することで、子どもの自己肯定感も高まります。
そうは言っても、すべてを嫌がるのがイヤイヤ期。
あれこれ試してもダメな時は、「今は着替えたくないのね」と受け流しましょう。
子どものかんしゃくに正面から向き合わないというのもひとつの手です。
親自身のかんしゃくを起こさない
子どもは身近な人の真似をします。
ママ自身がかんしゃくを起こさないようにしましょう。と言っても子育ては悩みが尽きないし、ストレスも溜まりますよね。
一人で抱え込まずに身近な人を頼りましょう。
小児科の先生や各自治体の相談窓口に相談したり、育児支援活動を行っているところに頼るのも◎。
何かあったときに頼れる御守りを見つけておくと、少し子育てが楽になりますよ♪
2才児におすすめのおもちゃは?
手先が器用になるこの時期。手を使って細かい作業をするおもちゃを選んでみました。
沢山の指先知育が付いた木のおもちゃ「トレーニングキューブ」
ボタンの掛け外しや紐通しができるおもちゃ。
いろんな遊びができて入学前まで長く使えるのが魅力♪弟や妹がいても一緒に楽しく遊べます。
トレーニングキューブ エデュテ I’m TOY (アイムトイ )手先 指先 知育玩具 知育 おもちゃ 木製 木 ランキング おすすめ 1歳 2歳 パズル 価格:6,600円 |
ジスター(GESTAR) 天才のはじまり 知育玩具 ブロック
ママの料理を真似できるおままごと。
木製でマグネット式なので安全で長く使えるのが魅力!包丁がついているのでママやパパと一緒に切って遊ぶことができます。
まとめ
大人が対応に悩んでしまう魔の2才児。かんしゃくを起こすと手に負えない、何をしても無駄だと諦めてしまうことも。
でも上手く対応すれば、ママも子どもも余計なストレスを抱えなくて済むかもしれません。
イヤイヤ期は成長の証。
指先を鍛えることで身の回りのことがたくさんできるようになります。
毎日試行錯誤しながら頑張る子どもを応援しながら、優しく成長を見守っていきましょう。
イヤイヤ期の先には「できた!」と自信に満ち溢れた子どもの笑顔が待っていますよ!
リトル・ママ認定ライター ちなみ