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「赤ちゃんはどうやってできるの?」にどう答える?性教育のお悩みQ&A

「赤ちゃんはどうやってできるの?」と子どもに聞かれたら、きちんと答えられますか?親の話を素直に受け止められる幼児期こそが、性教育の始めどき。

 

性について、親子で楽しく話し合うことができたら、性犯罪を防ぐだけでなく、思春期になってからもよき相談相手でいられるそうです。

 

とにかく明るい性教育「パンツの教室」協会の代表理事のじまなみさんに、ママ達から寄せられた質問に答えてもらいました。

「赤ちゃんはどうやってできるの?」と子どもに聞かれたら?

子どもが命の始まりに興味を持つのは自然なことです。聞かれたときに適当にはぐらかして、命のスタートにタブーを作らないこと。セックスなしで、命の誕生はありません。「男の人にはおちんちんに赤ちゃんの種があって、女の人にはお腹の中に赤ちゃんの卵があるの。これがくっつくと、赤ちゃんのもとになって、お母さんのお腹の中で育って、赤ちゃんが生まれてくるんだよ」と科学的に話しましょう。

3才の息子が、おちんちんをよく触っているのですが…。

男の子がおちんちんを触るのはよくあることで、ちゃんと理由があります。

触るのは決して悪いことではありません。ただ触り続けたり、人前で触ったりするのはやめようね、と伝えましょう。寝る部屋やお風呂、トイレならいい、と決めておくといいですね。

触っていたら、「水着ゾーン※」とひと言、声をかけましょう。大人も子どもも一発でわかる合言葉です!

※「水着ゾーン」についての記事はこちら

「おちんちんはどうしてピーンとなるの?」と息子に聞かれたら?

あたふたしてしまうママも多いと思いますが、それはママ自身が「勃起」にいやらしいイメージがあるからです。子どもは、ただ「なんでこんなことが起こるの?」と聞いているだけ。だから、勃起という生理現象のことを教えてあげましょう。「おちんちんが大きくなって、硬くなって、赤ちゃんの種を出すための練習をしているんだよ」と話しましょう。

性器の名前や用語は恥ずかしがらず元気よく発しましょう。親も子も話し慣れる、聞き慣れることも大事です。

5才の息子はおっぱいをよく触ってきます。いつまで触らせていいの?

おっぱいを触るのは痴漢と同じ行為なので、親子であっても4才を過ぎたら触らせてはいけません。子どもは、親との関係から他者との距離感を学んでいくので、親にやってしまうことは、幼稚園の先生や友達にもしてしまいます。「ママのであっても、水着ゾーンを触ってはいけないんだよ」と明るく繰り返し伝えるようにしましょう。我が子が加害者にならないために、ママの声かけはとても大切です。

「母親だから、子どもだから」と全受容してはいけません。

親がお風呂で性器を洗ってあげるのは何才くらいまで?

トイトレが進んでいくと、ズボンを下ろしたり、性器を自分で洗ったりができるようになります。個人差はありますが、目安としては4才くらい。親が洗ってあげるときは、赤ちゃんであっても、「失礼するね」など声をかけるようにしましょう。水着ゾーンは勝手に触られるものではない、という意識が自然と身につきます。

異性の親とお風呂に入るのは何才まで?

男の子でも女の子でも、異性の親兄弟とお風呂に入るのは10才まで。男の子は、ホルモンのバランスの関係で性的興奮 を感じるようになるので、お風呂で勃起したら、お互い恥ずかしい気持ちになりますよね。女の子の場合は、裸や下着を見られても気にならない、など羞恥心が芽生えにくくなる傾向も。逆に、同性同士なら何才まででも入って大丈夫です。

ちなみに、異性の親兄弟とお風呂に入るのは10才くらいまで。同性同士なら何才でもOKですよ!

子どもがインターネットで、うっかりアダルトサイトを見てしまったら?

「我が子は幼いから大丈夫」「まだ未就学児だし」と思っているかもしれませんが、よくあること。幼児でも、スマホやタブレットに声をかけるだけで、何でも簡単に検索できる時代です。使用制限をしていても、アニメ動画を見ていたら、関連動画からアダルトサイトにアクセスしてしまうことも。まずは、決して怒らないこと。「暴力的だったり、あなたが気持ち悪いと思ったり、あなたの心の成長に合わないものが出てきたりするの。だから、今は見ないでね」と伝えましょう。前もって「そういう動画にアクセスしてしまったら、ママに教えてね」と話しておくといいですね。

生理はどう教える?

生理中に子どもと一緒にお風呂に入りたくない、というママは多いですよね。でも経血を見せてあげるのも大事な性教育。「ママの中には赤ちゃんの命の卵が入っているの。でも赤ちゃんにならないと、血になって体から出ていくの」と伝えましょう。特に生理を経験することのない男の子はこの時期こそが教えるチャンスです。

入浴時に、おもらしなどで汚れたパンツを自分で洗う練習をしておくと、親子で性教育の話をするきっかけになりますよ。

\ここに気をつけよう!/

のじま先生より性の話のルール

ルール1

恥ずかしがらずに話す

「性=いやらしい」と思っているのは大人だけで、子どもはただ知りたいだけ。親が拒否反応を一度でも示すと、子どもは何かあったときに親を相談相手に選ばなくなります。これを私たちは「一度きりルール」と呼んでいます。性の話は恥ずかしがらずに楽しく!

ルール2

親として子どもの「なぜ?」には、わかりやすい言葉で全部答えてあげる

子どもが「なぜ?」と聞いてきたら、赤ちゃんの成り立ち、セックスの話など、年齢に関わらず、親なら全部話してOK。知ることで興味を加速させるのが怖い、というママもいますが、秘密にすると余計に好奇心をかきたてるものです。

\お話を聞いたのは…/

とにかく明るい性教育
「パンツの教室」協会代表理事
のじま なみさん

元看護師で3姉妹の母。性教育を子どもたちに明るく楽しく伝えたい、という思いから2018年に同協会を設立。これまでの講座受講生は2万人以上。初めての著書がamazon2部門にて1位。

取材・文/門司智子

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