ある朝、目が覚めると左の肋骨に痛みが走りました。それ以降も、くしゃみをしたり重い物を持ったりする時に痛みがあったので、念のために受診してみると、なんと骨折していたのです。2〜3週間で治るはずが別の所も痛くなり、再受診。レントゲンを見た先生から「骨が透けて見える、骨密度を調べたほうがいい」と。当時39才の私は、その言葉をまだ深刻には受け止めていませんでした。
数日後、洗濯物を干す時にバランスを崩して今度は右肋骨を骨折。「さすがにこれはおかしい」と感じて受診すると、すぐに総合病院を紹介され、CTと血液検査。さらに大きな総合病院の血液・腫瘍内科を紹介され、骨髄液を検査した結果、”血液のがん“と知らされたのです。