株式会社はくばく 広報担当山下 奈々(やました なな)さん
プライベートでも健康や美容のトレンドや正しい知識を学ぶ。おすすめの大麦の食べ方はヨーグルトにゆで麦をトッピング。ぷちぷちとした食感がタピオカのようで、腸活にもなるのだとか。
大麦に含まれる食物繊維は腸を元気にする働きがあり、消化吸収のみならず、糖や脂質の代謝をコントロールし、免疫力や美容面にも深くかかわっています。小さいお子さんがいるご家庭でも手軽に始められる大麦習慣。パパやママにもうれしいことが盛りだくさんです。
食物繊維には水溶性と不溶性の2種類がありますが、大麦はその両方がたっぷり含まれています。からだの中での働きは異なり、水溶性食物繊維(別名「β-グルカン」)は糖の吸収を抑え血糖値の上昇を防いだり、脂肪の吸収を抑えてコレステロール値を下げる。さらには腸内細菌の餌になり、腸内環境を整えて免疫力を上げるなど、その効用は欧州をはじめ世界各国でお墨付き。
不溶性食物繊維は便のかさを増し、腸の働きをよくするなど、便秘解消にもパワーを発揮しています。
学校給食の献立作りで栄養士さんの頭を悩ますのが食物繊維。規定量を上回るのに、野菜や海藻だけでは補いきれないのだとか。そこで、昔から学校給食では、白米ごはんに大麦が混ぜられており、今でも続いているそうです。粒の真ん中に黒い線が入っていたら、見た目でも大麦と分かるのですが、中央の黒い線で半分に切ってある「米粒麦」はお米そっくりに加工してあるので、小中学生は知らず知らずのうちに、大麦を食べているのです。
そこでパパや子どもたちに気づかれずに大麦習慣をスタートするには、「米粒麦」から。白米3合に対し、「米粒麦」を90g。慣れてきたら、米2合にするなど、白米の割合を減らしたり、食物繊維の含有率が1.5倍も多いと言われる「もち麦」に変えてみても。
大麦の性質や形状はいくつかありますが、お米や小麦と違って、大麦は精白しても粒の中まで食物繊維がぎっしり詰まっています。
さらに「ゆで大麦」でメニューにバリエーションを。茹ですぎてもアルデンテに仕上がるリゾットや、パラパラチャーハンなど、大麦の持ち味を活かすと、いつものメニューがワンランクアップ。また、ハンバーグや餃子に混ぜれば、「かさ増し」効果で、よりヘルシーに。
自分のために料理を作るというママのお昼は、サラダやスープに大さじ2ほどの「ゆで大麦」をプラスするだけで食べ応えと栄養価がよくなります。「ゆで大麦」は多めに作って、小分けにしてラップに包んで冷凍しておけば3週間保存可能です。
1960年頃まで日本人は大麦を食べていましたが、その後、白米ごはんやパンが主食の中心になり、動物性脂質の多い欧米型食習慣へと移行しました。それと連動するかのように、糖尿病や大腸がんの現代病が増えています。
大麦を1日1回食べると、1日中血糖値が上がりにくく、穀類から食物繊維を摂ると糖尿病になりにくいというデータ結果も。
動物性脂質を抑え、食物繊維を多く摂取することで大腸がんの予防にもつながることが分かっています。
また12週間以上、1日2回3割麦ごはんを食べ続けると下腹ポッコリの解消も期待できるので、腹囲や内臓脂肪の増加に悩むパパにおすすめです。
春一番、大麦習慣で家族みんなの健康をサポートして、快調快腸に♪
プライベートでも健康や美容のトレンドや正しい知識を学ぶ。おすすめの大麦の食べ方はヨーグルトにゆで麦をトッピング。ぷちぷちとした食感がタピオカのようで、腸活にもなるのだとか。
大麦はうるち性ともち性に分けられ、うるち性は粘りが少なく、プチプチの食感。もち性はその名の通り、もっちりとした食感で、食物繊維量はうるち性より1.5倍ほど多い。形状は押麦、米粒麦、丸麦などに加工されています。
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