女の子に人気があるカラーではパープルが1位に。赤やピンクの時代から、下図の通り分散傾向になっています。今後はブラウン系やネイビー系なども徐々に人気が高まっていくことが予想されます。男の子からは今も黒が支持されていますが、以前と比較するとブルー・グリーン・ブラウン系の販売数が少しずつ増えています。今後、女の子と同様に分散化していくでしょう。
また、2023年度入学用のモデルでは、流行色である〝くすみカラー〟を前面に押し出すブランドも多く、ファッションと同じようにランドセルのカラーやデザインもいち早く時代のトレンドを取り入れる傾向にあります。
ファッションのジェンダーレス化に合わせて、子どもたちの持ち物も同様の傾向が強まってきていますが、ランドセルにもそうした動きが出始めています。
各社のラインナップも、従来は女の子用に多くのカラーを揃え、男の子用には黒に加えてネイビーやグリーン系などが少しあり、ステッチでカラーリングを施す程度でした。しかし今は、男の子用のランドセルも色やデザインが豊富です。黒のカブセを開けると内側がオールレッドになっている、といった商品も出ています。すでに「男の子用・女の子用」といった表記を廃止しているブランドもあり、将来的には、ランドセルもジェンダーレスになっていくと思われます。
素材を重視したシンプルでクラシカルなランドセル、おしゃれな仕上げのデザイナーズランドセルなど、より洗練されたデザインのランドセルが増え、バリエーションも広がっています。
幅広い選択肢を前に、ランドセル選びの楽しみもさらに増えていくことでしょう。
下記のアンケート結果からも分かる通り、ランドセルを選ぶ際は圧倒的に子どもが主役という傾向です。昔のように、親の好みや一般的な価値観を押しつけるのではなく、子どもに自分のものを選ばせる、という時代になったといえます。
また、親が与えるのではなく、子どもが自分で選ぶというプロセスは自主性を育むことにも繋がります。「お気に入りはどれかな?」と促しつつ、時にはアドバイスもしながら、お子様にとって一生に一度きりのラン活を親子で楽しみましょう。
このように、時代の流れに合わせてラン活にも様々な変化が現れていますが、ランドセルがこれからも子どもたちに欠かせないアイテムであるということは変わりません。
例えば、通学カバンにはリュックや手提げカバンなども考えられますが、様々な面でランドセルの方が優れています(詳しくは次ページ)。また、近年のSDGsに関する気運の高まりに合わせ、再生素材などを使ったものも登場。使わなくなったランドセルをリユースするプロジェクトも増加中です。今後もこうした動きに対応する企業が増えてくると思われます。
年々進化し、バリエーションを増やすランドセル。親子で迷ってしまうこともあるかもしれませんが、それも子育ての大切な1ページです。しっかり選んで決めたランドセルを初めて背負った時、お子様は最高の笑顔を見せてくれることでしょう。
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