ママの悩みに司書が絵本で答える連載。今回は、恥ずかしがり屋さんの男の子を持つママからの相談です。
そんなお子さんには、肩の力が抜ける『ぼちぼちいこか』がぴったり。消防士に船乗りにバレリーナと、さまざまなことに挑戦するカバくん。しかし、その重量ゆえになかなかうまくいきません。ユーモラスな失敗と、関西弁が絶妙な訳で「ゆっくりいこうよ」と語りかけてくれるでしょう。
マイク・セイラー/作
ロバート・グロスマン/絵
いまえ よしとも/訳
偕成社
また『しっぱい なんか こわくない!』は、エンジニアになりたい女の子、ロージーのお話。おじさんに笑われて自作のメカを隠すようになりますが、ある時、大おばさんに「今の失敗は大成功」と言われて大切なことに気づきます。アメリカの女性宇宙飛行士が国際宇宙ステーションから地上の子どもたちに向けて読み聞かせをしたことでも話題になった一冊です。
『100かいだてのいえ』の作者・岩井さんの実話に基づく『ぼく、ドジオ』もおすすめ。運動が苦手で「ドジオ」と呼ばれていたけれど、工作の本を買ってもらって…。何かが苦手でも、他のことで頑張る道があると教えてくれます。
(6才男の子のママ)
「読み聞かせるならぜひ良いものを」というパパやママは多いのですが、まずは絵本を手にとって、親子で楽しむことが第一。パパやママが小さい時に読んでいた絵本、定番のものなど、ロングセラーから選ぶだけでも十分です。ぜひ、「ママも好きだったな」とお話ししながら読んであげてください。絵本に親しむうちに、子どもの好みも出てくると思います。図書館や書店では、おすすめの絵本や季節の絵本が目立つように置いてありますから、お子さんに選ばせてあげてもいいですね。
司書や書店員に相談するのもいいでしょう。書店の場合は、絵本のフェアをやっているなど児童書コーナーが充実していれば専門のスタッフがいる可能性が高いですよ。
◆答えてくれたのは
絵本と図鑑の親子ライブラリー「ビブリオキッズ」
司書の安藤宣子さん
福岡市南区にある「こどもの歯科」に併設する親子のための図書館。司書が常駐しており、絵本展や「おはなし会」も開催している。
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