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新生児の退院時の服は何がいい?選び方や季節ごとのポイント

出産を終え、新生児を抱いて退院する日は、特別なものです。
今回は、退院時に新生児にどのような服装をさせてあげればいいのか、その選び方のポイントについて解説します。

新生児の退院は、家族にとって記念すべきイベント。
「退院時の写真も撮りたいし、新生児にどんな服を着せたらいいかな」
と迷う方も多いのではないでしょうか。

 

新生児の退院の際のマナーなどはありませんので、基本的には新生児にどんな服を着せても良いのですが、新生児は体温の調節がまだうまくできず、とてもデリケート。季節に合わせた服を選ぶことが大切です。

 

家族の意向を考慮しながら、新生児にとって着心地の良い服を選びましょう。

また、退院後に自家用車で帰宅する人も多いと思いますが、その場合は新生児期の赤ちゃんとはいえ必ずチャイルドシートに乗せなくてはなりません。安全面で支障のない服を選ぶことも大切です。

 

(車に乗せるときには、よだれをぬぐうガーゼ、日よけのためのタオルなども用意しておくと安心です)

退院時のおすすめは、記念に残るセレモニードレス(ベビードレス)

セレモニードレスとは、赤ちゃんの晴れ着のことで、ベビードレスとも言います。
退院時の記念撮影などで使用する服です。ほかにもお宮参りのときに、着物のあとのお色直しとしてセレモニードレスに着替えるケースも多いようです。また、お食い初めのときの記念撮影でも使うことができます。

 

セレモニードレスを保存しておいて、子どもが大きくなったときに「あなたが退院したときに、この服を着てお祝いしたんだよ」と話してあげるのも素敵ですね。


このように、セレモニードレスは一生の記念になる服です。

 

「男の赤ちゃんにもドレスを着せるの?」と疑問に思う方もいると思います。
セレモニードレスは、どの新生児・赤ちゃんにも似合うように作られているもので、性別は関係ありません。刺繍がメインのものや襟がないものなど様々なデザインが販売されており、男の赤ちゃんに似合うセレモニードレスもたくさんあります。

もちろん、普段使いできるカバーオールやロンパースでもOK

セレモニードレスは3千円台のものから、高いと2万円近いものまであります。
「セレモニードレスは着る機会が少ないためもったいない」

と感じる方は、普段使いできるカバーオールやロンパースでも良いでしょう。最近ではレースなどのついた、セレモニードレスに引けをとらないデザインのカバーオールやロンパースが販売されています。

 

退院時の服にルールやマナーなどはありませんので、カジュアルな服装でもOK。新生児とママ・パパで似たような柄と色の服を揃え「親子コーデ」をして写真撮影をするのもおすすめです。

服にあわせて帽子やスタイ、靴下などの小物も事前に選んでおきましょう。

新生児の退院時の服を選ぶときに気をつけたいこと

デリケートな新生児にぴったりの服を選ぶポイントは、以下の通りです。

 

肌に優しい素材の服を選ぶ

新生児の肌はとても敏感ですので、基本的には綿素材の服を選ぶようにしましょう。
ポリエステルやレーヨンなどの化繊が使われているセレモニードレスも多いですが、新生児の肌に触れる部分は綿であることが好ましいです。新生児への優しさにこだわりたい場合、100%オーガニックコットンのドレスもありますよ。

 

肌着の準備も忘れずに

セレモニードレスでも、ロンパースでも、新生児の服の下には肌着を着せる必要があります。綿素材の肌着を用意しましょう。新生児用の肌着には特に、オーガニックコットンなど肌に優しいものがおすすめです。

 

季節や天気に合わせる

新生児の肌着は、季節や天候によって、腰までの丈の短肌着や、足先までの丈の長肌着を使い分けましょう。服に加え、退院する季節に合わせた厚さ・素材のおくるみがあると調節しやすく、便利です。

おくるみとは、赤ちゃんの体を包む大きな布のことで、綿のガーゼでできた薄手のものは夏に、同じく綿のモスリンやパイルでできたものなら一年中使うことができます。 新生児の退院のときに使うだけでなく、退院後の生活のなかでも抱っこや寝かしつけ、体温調節に重宝しますよ。

 

使用前には洗濯を

新生児の服やおくるみは、新生児に使用する前に洗濯をしておくことが大切です。洗う前の服に付着している有害物質を洗い流すということと、服の糊を落として吸水性をよくする効果があります。
基本的に大人の服と洗濯方法に違いはありませんが、一般的な洗剤は刺激が強い場合もあります。新生児期から使える、赤ちゃん用の肌に優しい低刺激な洗剤がおすすめです。


紐の多い新生児用の服は破れやすいので、ネットに入れて洗いましょう。大人の衣類と一緒に洗濯しても大丈夫ですが、特に肌がデリケートな0~1ヶ月の新生児用期は、大人の服と分けて洗ったほうが良いという意見もあります。
洗濯は出産前の余裕のあるときに行い、洗った服は清潔な場所に収納しておきましょう。

新生児の退院時の服を季節別に解説!

新生児は、体温を調節する機能がまだ未成熟で、外気温に影響を受けやすいです。
退院時、はじめて外気に触れる新生児のために、季節・気候に合わせた肌着や服を用意しておきましょう。

 

春(3月~5月)

気温が日によって変わりやすく、薄手の肌着を重ね着にして調節をする必要があります。基本的には短肌着と長肌着を重ね、その上からロンパースやベビードレスなどの服を着せます。新生児が汗をかいていたら肌着を1枚減らす、など調節をしましょう。

 

夏(6月~8月)

暑い季節ですが、汗を吸収してくれる肌着を着せたほうが、新生児にとって快適です。短肌着1枚、その上にロンパースやベビードレスなどの服を着せます。

 

秋(9月~11月)

短肌着と長肌着を重ね、その上からロンパースやベビードレスなどの服を着せます。寒ければ胴着やベストを足し、新生児が汗をかいていたら1枚減らすなど、調節をしましょう。

 

冬(12月~2月)

短肌着と長肌着を重ね、気温に合わせて胴着やベストなどを加えます。その上からベビードレスを着せます。ロンパースの場合は、ロンパースの上にベストなどを着せてあげると調節がしやすいでしょう。また、温かいキルト素材のベビードレスもありますので、気温に合わせて検討すると良いでしょう。

ママやパパは何を着ればいい?

新生児におめかしをさせることを優先して、自分の格好について考えていない人も多いと思います。あとから写真を見て後悔しないために、ママの退院時の服装についてもある程度は用意しておくといいでしょう。

 

 

久しぶりにマタニティ以外の服を着ることを楽しみにしているかもしれませんが、出産後のママの体は想像以上に疲れているものです。ゆったりとしたチュニックやワンピースを選び、お腹を締め付けるような服は避けましょう。入院したときに着ていたマタニティウェアを着るというのもひとつの案です。

 

また、足がむくんでサイズが大きくなっていることが多いので、ワンサイズ大きめのスニーカーがあれば心強いです。新生児の赤ちゃんを抱っこすることが想定されますので、ヒールのあるものは避けましょう

 

 

パパや、その他家族の格好についてもルールはありませんので、何を着ていても問題ありません。しかし退院時に記念撮影をする予定があるならば、ジャケットなどきれいめの服を着用しても素敵ですね。

まとめ

新生児の退院時の服は、基本的に何を着せても自由です。男の子でも、女の子でもセレモニードレスを着ることができます。


退院時の服装にルールやマナーはなく、新生児やパパ・ママともにカジュアルな服装で退院するケースも多いので、ロンパースでも問題ありません。


ただ、新生児は外気温の影響を受けやすいので、季節に合わせて肌着や服を調整してあげることが大切です。家族で相談をした上で、新生児期の赤ちゃんの快適さを最優先した服を用意しましょう。

ライター 星まさよ

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