育児書やインターネット上などで年齢別の食事量を見て「うちの子はそんなに食べていない」と焦るママもいますが、あまり神経質にならなくても良いそうです。
「概ねの目安なので、不安にならなくてもいいんです。小食な子も、食べるのに時間がかかる子も、それぞれのペースでいい。大人だって人それぞれですよね。食欲はその日の活動量によっても変わってきます。大事なのは、量やペースではなく、食事の時間を大切にし、『食事は楽しい』と知ることです」。
ママたちは、子どもの成長を思うあまり「食べさせること」に観点をおいてしまいがちですが、畑中さんによると「ママが無理に食べさせようとしたり、イライラしたりすると、子どもは食事を『楽しくない』と意識付けしてしまいます」とのこと。
また、栄養士の吉田貴子さんは、子どもが食べなくても「長い目でみて」と話します。
「興味がないだけなのか、それとも具合が悪いのか様子をよく見て、元気に3食とれていれば、そんなに気にしなくても大丈夫。子どもの興味は変わっていきます。今食べなくてもずっと続くわけではありません。食べられなかったものも大きくなるうちに食べられるようになったりします」。
「量」より「楽しく」。子どものペースに目を向けた、心が温まる食卓を心がけたいですね。