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赤ちゃんの成長に合わせた絵本の選び方&0〜1才におすすめの5冊

「赤ちゃんに読み聞かせをしてあげたいけれど、いつから、どんな本を読んだらいいの?」「月齢で検索してみても、成長度合いには個人差があるし、赤ちゃんに合った本が読めているのかな?」「せっかく絵本を買っても、楽しんで読める期間が短かったらどうしよう…」

 

こんな風に疑問や不安を抱いたことはありませんか?実は私がそうでした。そこで私の経験から、赤ちゃんの成長に合わせたおすすめ絵本や選び方と、一冊の絵本を長く楽しむアイデアをご紹介します。

『しましまぐるぐる』

柏原晃夫(かっしー)/絵

学研プラス

私の場合、新生児期は目が覚めたらオムツ替えなどのお世話をして、授乳をして、また寝るまで抱っこして…と、絵本を読む余裕もなく過ぎていきました。

 

2〜3ヵ月経って活動時間が伸びてきた頃やっと「何かしてあげたいな」と思い、初めて手に取ったのが『しましまぐるぐる』です。

 

本書では、まだ視力の良くない生後6ヵ月未満の赤ちゃんでも注目しやすい黒色を中心に、「しましま」と「ぐるぐる」がカラフルな色使いで描かれています。低月齢の赤ちゃんでも見てくれている!と感じられるので、読み聞かせが楽しくなる一冊です。

 

この時期は「赤ちゃんはどんな本が好きかな?」という視点とあわせて、読み聞かせをするママ自身が「この絵柄が好きだな」「読んであげたいな」と思う絵本を手に取ってみるのも良いのではないかなと思います。

寝返りが楽しくなってきた頃

お布団へ移動しても、寝返りできるのが楽しくて動き回ってしまい、ちっとも寝てくれない…そんな頃、寝かしつけのために読み聞かせをすることが増えました。読み聞かせの間は、絵本の方を見て静止してくれていたからです。子どもがうとうとし始めるまで、なるべく長く読み聞かせを続けようと試行錯誤しました。

 

ここでも活躍したのが先ほど紹介した『しましまぐるぐる』。私はこの頃、『しましまぐるぐる』を10分近くかけて読んでいました。「そんなに長い時間かけて読む絵本ではないのでは?」と思われる方もいらっしゃいますよね。実際に絵本に書かれている文字だけ読むと、1分もかからず読み終わってしまいます。

 

そこで、絵本に描かれている絵をすみずみまで説明することにしてみたのです。
まずは表紙から。「しましまぐるぐる、いっしょにあそぼ。黒のぐるぐる大きいね。お顔があるよ。後ろのしましまがカラフルだね。きいろ、しろ、あか、しろ、みずいろ、しろ、きみどり。文字は何色かな…」

 

こんな調子です。
「あっという間に読み終わってしまう」「少ない絵本でなるべく長い時間読み聞かせしたい」という方はぜひ一度試してみてください。

お座りができるようになってきた頃は…オノマトペが楽しい♪

『じゃあじゃあ びりびり』

まついのりこ/作・絵

偕成社

オノマトペとは、物事の状態や音や声を表した言葉です(ふわふわ、ブーブー、わんわん、など)リズミカルなオノマトペと鮮やかなイラストが楽しい本書。

 

「どうしてそんなに笑えるの?」と不思議に思えるくらい、赤ちゃんは大喜び!
ピーク時には、表紙を見せただけでケタケタと笑い、ばんざいをして喜びを表現してくれるほどでした。

 

持ち運びもしやすいサイズなので、健診の順番待ちなど時間をつぶす必要があるお出かけの時に、お守りとして持ち歩いていました。

 

大人には分からないけれど赤ちゃんには大人気、という本は意外とたくさんあります。
表紙を見せてタイトルを声に出して読んでみて、赤ちゃんの反応を見ながら選ぶと、楽しい発見があるかもしれません。

はいはいの頃はボードブックに頼る!

『はらぺこあおむし』

エリック・カール/作

もりひさし/訳

偕成社

はいはいが上達してくると、手に取れるものは何でも口に入れられてしまい、紙の絵本はヨレヨレ、ビリビリに…。そんな時期に心強いのがボードブックと呼ばれる厚紙製の絵本。

 

先に紹介した2冊もボードブック絵本です。多少舐めてしまっても安心なので、怒って取り上げなくて良くなるため、ママも穏やかに過ごすことができます。

 

世界的なベストセラー『はらぺこあおむし』は、私も幼少期に読んでいた記憶があるのですが、あんなに大きな紙の絵本を渡したらきっと大喜びでしゃぶり、破ってしまう…と思い購入をためらっていたところ、ボードブック版を見つけました!

 

サイズも赤ちゃんに合わせてコンパクトで扱いやすく、だんだん大きくなるページや、食べ物の絵に開いた穴に興味津々。色使いも鮮やかで、一気にお気に入りの絵本となりました。

 

ボードブックといえば、「こどものとも0.1.2 シリーズ」もおすすめです。大きく描かれた愛着の湧きやすい絵と、0才から読み聞かせしやすい易しい内容の絵本がたくさんあり、この時期大変お世話になっています。

絵本の内容に対して反応が出てきたら…

『つみき』

中川ひろたか/文

平田利之/絵

金の星社

絵本探しがどんどん楽しくなる時期です!お子さんが気に入ったモチーフや、実際の生活の中で好きなものなどが出てくる絵本を探してみましょう。

 

我家の場合は、『しましまぐるぐる』と同シリーズの『あかあかくろくろ』のてんとう虫がお気に入りだったので、てんとう虫が出てくる本をいろいろと試していたところ、『つみき』に出会いました。

 

ちょうど実際の遊びでもつみきに興味を持ちはじめた頃で、積むのも楽しいけれど、それ以上に「がっしゃーん!」と崩すのが楽しい様子。絵本の中でも、つみきを崩すシーンで声をあげて喜んでいました。この本で、「あ、てんとう虫!どこにいるかな?」と聞くと、声をあげててんとう虫を指さしてくれるようになりました。

【この頃の『しましまぐるぐる』の楽しみ方】

上記のてんとう虫のように、「○○はどこかな~?」と聞きながら読む、という楽しみ方をおすすめします。例えば表紙なら、「赤色はどこかな~?ここだよー!」「おかおはどこかな~?ここにいたねー!」と声をかけます。

 

赤ちゃんと一緒に指をさして、もし赤ちゃんが自分で指さしすることができたら思いっきり褒めてあげます。この読み方で、低月齢の頃に読んでいた絵本も再度楽しく読めるようになりました。

少しずつ言葉が出てきたら

『だるまさんの』

かがくいひろし/作

ブロンズ新社

赤ちゃんに大人気の「だるまさんシリーズ」。紙の絵本を読める時期ならいつでもおすすめなのですが、シリーズ第2作目の『だるまさんの』は、言葉が出始めた頃が一番成長を感じられるタイミングです。

 

本書では、ユーモラスな動きをするだるまさんと一緒に、「め(目)」「て(手)」など、一音で表すことができる体の部位を学ぶことができます。

 

「だ・る・ま・さ・ん・の、め!」「〇〇ちゃんの、め。ママの、め。」と、絵本に合わせて体の部位をやさしく触って教えてあげると、喜んで名前を覚えてくれました。また、歯磨きを嫌がって困っていた子どもが「だ・る・ま・さ・ん・の、は!」と言うとニコニコと口を広げてくれるようになったので、よろしければお試しください…!

 

この他、野菜や果物の絵本、乗り物がたくさん登場する絵本、動物たちが描かれた絵本なども、ものの名前を覚えるきっかけとなりそうです。

まとめ

いかがでしたか?少しでも、絵本選びや読み聞かせに役立てば幸いです。読み聞かせと聞くとつい知育効果も期待したくなりますが、まずは親子のスキンシップの時間として、リラックスして赤ちゃんとの時間を楽しんでくださいね。

リトル・ママ認定ライター 小澤千香子

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