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歯磨きを嫌がる子どもに!歯磨きステップのコツ【歯科医師が解説】

福岡の小児歯科医院「KiD’s 歯科 べふ」の下飛田道子院長による連載コラム「とび先生のキッズ歯科」。今回は多くのママ・パパが悩む「子どもの歯磨きステップ」について伺いました。

福岡市では、1才6ヵ月と3才のお子さまを対象に、小児科などで受ける「医科検診」と歯科で受ける「医科検診」を実施しています。

1才6ヵ月では上下でそれぞれ6〜8本、3才では20本の乳歯全てが生えていることが多いです。生えている数には個人差があるので、心配する必要はありません。

STEP1

歯の表面にヌルヌルした白い汚れが残っていることがあります。その汚れはむし歯の原因になる歯垢(プラーク)で、歯ブラシで磨くと取れますが、1才6ヵ月頃はお口の中が敏感なので、歯ブラシを入れようとしても嫌がってなかなか磨かせてくれません。

 

まずは、口の周りを優しく撫でて、清潔な指で歯の表面に触れることから始めましょう。

STEP2

慣れてきたら、歯ブラシを使って1〜2本を目安に優しく動かして歯垢をとりのぞいてください。

 

まだ集中力がない年齢ですので、一度に全部を磨くのは困難です。歯磨きは寝る前に1ヵ所を。日によって場所を変えて磨いていけば、歯磨きするお母さまや父さまも、磨かれるお子さまも少しずつ慣れていくと思います。

 

歯の本数が少ないうちは、濡らしたガーゼで歯を拭くのもいいでしょう。

STEP3

3才頃になると、自分で歯磨きをしたがるようになります。自分で頑張る気持ちを大切にして、歯磨き習慣をつけていきましょう。とはいえ、まだ自分磨きだけでは歯垢が取れないので、夜だけは大人の仕上げみがきが必要です。

うがいもできるようになっている頃なので、歯磨き剤を使いましょう。

歯と歯の間は、歯ブラシが届かない場所なので、特にむし歯になりやすい奥歯の間はフロスを使うことをお勧めします。

子どもにも歯石ができる?

磨き残しがあると、時間が経てば歯石になることもあります。下の前歯の裏側に白っぽい塊のように見えるのが歯石で、歯ブラシでは取ることができません。歯肉炎や口臭の原因になるので、歯医者さんで取ってもらうことをお勧めします。

おしゃぶりや指しゃぶりについて

指しゃぶりやおしゃぶりの使用で、いわゆる「出っ歯」(上顎前突)になることがあります。3才になると、外で遊ぶ機会も増え、他のものへの興味もでてくるため、自然とする頻度も減ってきます。4才過ぎても指しゃぶりを続けている場合は、かかりつけの小児科、小児歯科にご相談ください。

「お口の中を清潔に保つこと」新型コロナウイルスの感染予防になるだけでなく重症化を防ぐためにはとても大切なのです。毎日のマスク・手洗い・うが いの習慣に加え、歯磨きも頑張 りましょうね。

お話を聞いたのは

キッズ歯科へぶ_下飛田道子院長

KiD’s 歯科 べふ
下飛田道子先生

福岡市城南区鳥飼5-2-30 凱旋門ビル1F

http://www.kidsshika-befu.com/

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