○人の育児と比べない
「○○ちゃんはもう××が出来てるのに、うちの子はできない」
よく聞く言葉です。子育ての大変さは人によって感じ方が異なります。また、子どもの性格によっても大変さが違います。親と子どもの組み合わせで、無数の「大変さのバリエーション」が生まれるのです。
例えば、少し神経質なお子さんでも、それが気にならないお母さんとの組み合わせだったら「楽しい子育て」になるでしょう。その子どもの神経質さを容認できないお母さんとの組み合わせだったら「苦しい子育て」になってしまうかもしれません。
ですので、他の人がなんでもないことでも、自分にとっては大変に感じることもあります。
まさに、100人いれば、100通りの子育てがあるのです。SNSなどを見ると、キラキラの親子が目に入る世の中ですが、決して他の人の子育ての様子を見て自分と比べたりする必要はないのです。それに、ここに書くまでもありませんが、SNSは一番いいところだけを切り取って載せてあるものです。キラキラのSNSの裏にはドタバタの日常生活があるのだということを忘れずにいましょう。
○「まあいっか」の気持ちを大切に
完璧な奥さん、完璧なママ。筆者も憧れたことがあります。その思いは立派ですが、「完璧」と「持続」は相容れないことも多いです。途中でママが精神的・肉体的に疲れ果ててしまったら、代わりになる人はいないのです。
「なんでも完璧に!」と思うと、余裕がなくなってしまいがちです。それよりは、「まあいっか」の言葉をオススメします。
多少いろいろ手抜きでも、ママが元気で、子どもと家族が笑顔で過ごせることが最優先です。それ以外のことは、「まあいっか」ですよ。
○自分を褒める
とくに、初めての子育てに向き合いっているママは、悩みがちだと思います。自分の赤ちゃんなのに、どうしていいのか分からないことが多すぎますよね。夜泣きが続くと頭が朦朧(もうろう)とするし、授乳は痛いし、ずっと抱っこして腱鞘炎になりそう…。
でも、考えてみると、そんな大変なことをしているママは、「偉すぎる!」のです。
いくら毎日うまくいかないからといって、自己評価が低くなる必要は全くないです。だって、ママははじめてのことに直面しているのだから。産んだからといって、いきなりママの完成形になれるわけじゃない。新入社員と同じなのです。
出産後のズタボロの体で、未経験の業務「赤ちゃんのお世話」を一身に背負って、偉すぎる!
自分で自分を褒めて、自己肯定感を上げましょう。
○小さな成長に目を向ける
赤ちゃんが小さい頃って、5分が永遠に感じられたりしませんか。筆者はそうでした。夜も昼もなく赤ちゃんを抱っこしながら、1分がすぎるのを熱望していました。
でも、そんな日々でも、少しずつ変化してゆくんですよね。そしてそこに喜びがある。
(昨日までは無表情だったのに、アレ?今日はなんだか、たまに微笑んでいるような…いや、気のせいか?)
そんな小さな小さな積み重ねが、大きな変化につながってゆくのです。
日々の小さな変化に目を向けましょう。そうした中に子どもの良いところを意識すると、辛さがまぎれ、楽しいと感じられることもあると思います。