興味を持ったら初めどき!4才からのお金教育
- 2019/2/15
- 子育て・家族

子どもにお金の大切さを教えたい!でも、何をどう伝えたらいいのか…と悩んでいるママやパパも多いようです。
幼児期からのお金教育について、「キッズ・マネー・スクール」認定講師の小佐々さんに伺いました。
教えてくれたのは
小佐々 美佳さん
お金について親子で学べる「キッズ・マネー・スクール」認定講師。幼稚園教諭や金融機関勤務の経験をもとに、3児の母でもある自身の体験談を交えた楽しいマネー講座が人気
金銭教育を通して生き抜く力を伝える
幼児期からお金について学ぶことは、大人になって正しくお金を使うための基礎になります。そのために、まずは家庭でお金の話をすることが大切。現在はクレジットカードや電子マネーなど“見えないお金”が普及していることもあり、しっかりと金銭感覚を養う必要があります。
お金教育のスタートは、子どもがお金に興味を持った時がベスト。一般的には、数を理解できる4才からとされています。家庭でできるリアルなお金体験は、お買い物やおこづかいです。
お金は無限ではなく、働いたことへの対価だと知るのも大切なので、お手伝いのご褒美にお金をあげるのも良いでしょう。
また、将来生きていくうえで大切のなのは、“貯める”概念を覚えること。自分が働いて貯めたお金で欲しい物を買うことで、大切にするようになります。
子ども達に伝えたいのは、お金は「ありがとう」と交換する素晴らしいものだということ。親子でお金に向き合うことで、お金が持つ本来の意味を再確認してください。
\リトル・ママ会議室で特別開催/
おみせやさん体験
キッズ・マネー・スクールでは年齢に合わせたお金講座を開催。4~10才向けでは「おみせやさんごっこ」で働く意味やお金の大切さを学びます。
①商品を用意して開店準備
お花屋さん、おもちゃ屋さんなど、やりたいお店を決めたら商品を準備。商品の絵をハサミで切って“仕入れ”を経験。年上の子がお手伝いしつつ子どもだけで作業し、商品を用意する大変さも学びます。少し大きな弧は自分で値段を決めています。
②「いらっしゃいませ~!」
おみせやさんごっこスタート!
きれいに並べる、声を出して商品をアピールするなど、工夫する子どもたち。値段が高いと買ってくれない、値引き交渉など、難しい場面にも大人の力を借りずに対応。“お金は「ありがとう」と交換するもの”と勉強したことで、お客さんにしっかりお礼も言えました♪
③親と一緒に売り上げを確認
商品が売切れたら終了。親と一緒に売り上げを計算することで、子どもは売れたことに喜びと達成感を得られ、親は子どもの成長を実感します。
取材・文/井みどり
次の記事では「何才から始めた?みんなのおこづかい事情」「お金教育3つのアイデア」を紹介します。