歯列矯正では永久歯がそろうまでをⅠ期、そろった後をⅡ期と呼び、女子は小学校高学年、男子は中学生の頃、身長がグンと伸びる成長期にⅡ期を迎えます。
小学生のⅠ期は「Ⅰ期のみで終わる」ため前歯を動かしたり、「将来ひどくなるのを防ぐ」ためマウスピースで癖を止めさせたり顎の成長をコントロールしたりします。前者は軽度の「叢生(そうせい)」と歯槽性(しそうせい)の「反対咬合(はんたいこうごう)」、後者は歯槽性の「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」「開咬(かいこう)」、骨格性の「反対咬合」があてはまります。
Ⅱ期は、成長を待って永久歯を動かし、永久歯の抜歯も検討します。重度の「叢生」、骨格性の「上顎前突」「開咬」「反対咬合」があげられます。
Ⅰ期治療が適切なこともありますので、かかりつけ歯科医院にご相談ください。