インターネットには「ランドセル比較サイト」といったものがありますが、これらには広告収入を狙った〝アフィリエイトサイト〟が目立ちます。特定ブランドの販促を目的とした根拠のない評価や、一部の商品を批判する悪質なものもあり、発信元や管理者も不明。こうした情報を鵜吞みにするとラン活の失敗に繋がるリスクもあるため、各ブランドの公式サイトや公式SNSで情報を収集し、店舗や展示会で現物を見ることがお勧めです。
また、新学期前に「残り僅か!」「完売しました」といった文言がSNS上に現れます。見ると焦ってしまいますが、これは早期購入を促すための販促活動である場合が多く、心配は不要。ランドセル読本の掲載ブランドは一定時期まで売り切れない体制を整えているので、安心してラン活を行ってください。
そして、「ランドセルは重い」という表現。最近は地方行政のトップが「ランドセルは見直すべき」などと発言したこともありました。さらに、ランドセル以外で通学鞄市場への参入を狙うメーカーがネガティブな情報を広げているケースも見られますが、本誌やランドセル工業会の公式ホームページで紹介している通り、ランドセルが持つ優れた点は変わりません。140年の伝統と、子どもたちへの思いが詰まった通学鞄、それがランドセルなのです。