トイレトレーニングを進めていく中で「おしっこはすぐにできるようになったのに、トイレでうんちができない」子どもは多いです。
その理由としては以下のようなものがあります。
座ってうんちする姿勢に慣れていない
「座ってふんばる」ということ自体に慣れていない可能性があります。オムツ時代は、立った姿勢でうんちをする子どもも多いですよね。ですので、座った姿勢にさえ慣れれば、トイレでうんちができるようになるかもしれません。
この場合、まずはトイレに座らせることから始めましょう。最初は、オムツを履いたままの状態でトイレに座らせてみるのもよいでしょう。
床に足がつかずうまく気張れない
うんちをするためには床に足を付けて踏ん張る必要がありますが、身長の低い子どもは床に足が届かず、うんちを出すために必要な力が入らなくなってしまいます。
お腹やお尻に力が入らないと、大人でもうんちが出しにくいですね。トイレでうんちができない子どもがうまく足を踏ん張ることができるようにするには、身長に合った踏み台があればよいかもしれません。
便器が冷たいのがイヤ
冷たいトイレの便座は、大人でも嫌なものです。この場合に有効なのは、便座カバーや、便座シートです。おまるや子ども用の便座に使える便座カバーもありますよ。
一人でトイレに座るのがイヤ
時間のかかるうんちの間、ずっとトイレの個室にいるのが嫌な子どももいます。気が散ってしまって、トイレでうんちができないのです。この場合は、パパやママが付き添ってあげるのが良いでしょう。優しく声を掛けてあげると子どもも安心します。
脱いだ状態が不安でイヤ
下の衣類を脱いだ状態が不安、という子どももいます。この場合、トイレに座らせてから太ももの上にタオルを置いてあげると安心につながる場合もあります。
「おつり」が来るのがイヤ
一度はできるようになったのに、またトイレでうんちができない状態になってしまった…という場合に考えられるのが、いわゆる「おつり」です。うんちが便器の中に落ちたとき、水が跳ね上がってしまい、おしりに当たるのが嫌だという子どもは意外と多いもの。
思い当たる場合は、水面にトイレットペーパーを敷いて、水の跳ね上がりを防いであげましょう。
人に見られるのがイヤ
「トイレで一人になるのがイヤ」という子どももいますが、逆に「一人になりたい」という場合もあります。うんちするところを見られたくないのですね。この場合は、ママ・パパはいったんトイレの外に出てあげて、声掛けしながら焦らず待つのが良いでしょう。