子ども中心の生活になる産後は、夫婦の関係性にも変化が生じる時期です。どうすればよい関係でいられるのでしょうか?
パパのタイプ別のコミュニケーション方法を、NPO法人子育て学協会会長でパパ講座も行う山本直美さんに教えてもらいました。
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目次
【 特徴 】急にキャンプの予定を立てたり、ママが言わなくても家事をしてくれたり、主体的で共感性の高いパパ。育児も家事も何でもできるだけに、やり方の違いから夫婦で衝突することも多く、ママ的には振り回されるところも…。
【 対処法 】やる気満々で、かつできるパパなので、感謝の気持ちを日頃から伝えておくこと。でもパパが、ママの役割までやり過ぎてしまうとケンカになるので、「アウトドアはパパ、生活全般はママが担当」など決めごとをしておくといいでしょう。
【 特徴 】 割と何でも要領よくこなしてくれます。でも、「ちょっと体調が悪いんだ」と言うと、「薬飲んだら?」と常に冷静な対応をしがち。「大丈夫?何かできることある?」と気持ちに寄り添ってもらえればママは安心するのに、共感力が少し欠けているところがあります。
【 対処法 】 パパに相談する時は、結論から話しましょう。「解決したいとかじゃなくて、とにかく聞いてほしいだけなの」など冷静に伝えること。このタイプのパパは、「全然わかってくれない…」とママが感情的に話をすると、思考が停止するので逆効果です。
【 特徴 】 優しくて色んなことに理解があって、ママのことも尊重してくれるけど、自分からは何をしたらいいのかわからないため、一つひとつ「どうするの?」と聞いてくるパパ。共感性はあるけど、常に受け身で主体性が欠けているところがあります。
【 対処法 】 受け身のパパには、「もっと主体的に動いてよ」と言うのではなく、「パパが公園に連れて行ってくれて助かったよ」と一つひとつのことに感謝の気持ちを伝えましょう。経験として蓄積されたことには、主体的に取り組むようになります。
【 特徴 】 主体的に動いてくれないし、話も聞いてくれないパパ。週末の予定を立てるのも準備も全てママ任せで、パパの気分で予定をドタキャンすることも。育児も家事も常にママからお願いしないとやらないので、ママは不満だらけ。
【 対処法 】 まずはパパができそうなことから経験を積んでもらうこと。「どうして自分はこんな人を選んでしまったんだろう…」と悩んで孤立してしまうママも多いですが、ひとりで抱え込まず、保育園の先生や夫婦改善講座など第三者に相談するようにしましょう。
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お話を聞いたのは
NPO法人子育て学協会会長株式会社アイ・エス・シー代表
山本直美さん
幼稚園教諭を経て1995年同社を設立。保護者と子どものための教室「リトルパルズ」や保育園を運営。子育ての専門家「チャイルド・ファミリーコンサルタント」の育成や子育て講座、パパ講座など子育てに関する学びの場を多数提供する。http://kosodategaku.jp
取材・文/門司智子
夫婦仲が悪化する「産後クライシス」どうすれば上手くいく?①専門家Q&A
夫婦仲が悪化する「産後クライシス」どうすれば上手くいく?③セックスレスの悩み
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