生まれた時には、気にならなかった赤ちゃんの薄毛。なぜなら大抵の赤ちゃんは、生まれた時は髪の毛が薄い子がほとんどだから。
かくいう我が子も、生まれたときは薄毛ちゃんでした。ですからその時は、当然生まれたばかりだし、そのうち髪の毛は生えてくるだろうと特に気にすることもなく、赤ちゃんのお世話に没頭していました。
しかし、しばらくして髪の毛が徐々に抜けはじめ、しまいにはかなりの量の髪の毛が抜けてきてしまい、私の産後の抜け毛と同じくらい心配になった記憶があります。
一体、赤ちゃんの髪の毛は何ヶ月くらいでどのくらい生えるのでしょう?
また、赤ちゃんが薄毛になってしまうのには何か原因があるのでしょうか?
それでは赤ちゃんが生まれてから月齢をかさねるにつれて、赤ちゃんの髪の毛はどのように変化していくのかみていきましょう。
赤ちゃんの髪の毛の量には生まれてくる赤ちゃんの身長や体重がみんな違うのと同じように個人差が大きくあります。
生まれた時から、髪の毛がふさふさ生えている子もいれば、ほとんど産毛程度の髪の毛しか生えていない子もいます。
なかには生後3ヶ月頃までほとんど髪の毛が生えていない赤ちゃんもいますが、この時期の髪の毛の量は少なくても問題はないので、
「うちの子は全く髪の毛が生えてこない」 「いつになったら他の子と同じくらいに髪の毛が生えてくるのか」 「何かの病気なのかしら」
などと色々心配しなくても大丈夫です。
生後1ヶ月の赤ちゃんの髪の毛は、触ると分かるように、もともと軟毛で細く柔らかいので、実際よりも少なく見えることがあります。 また、髪の毛の色も薄い茶色の赤ちゃんもいるので、生後1ヶ月ごろの赤ちゃんの髪の毛も個人差があると認識しておくといいですね。
赤ちゃんの髪の毛は、生後6ヶ月ごろには細く柔らかい産毛のような軟毛から、もう少ししっかりしたら硬毛へ生え変わると言われています。また、髪の毛の薄い赤ちゃんも1才ごろにはある程度は生えそろいます。
ですが、これもあくまでも個人差があるので1才ごろになってもあまり髪の毛の量が増えていない、もしくはほとんど変わらないという赤ちゃんもいます。
まさしく我が子はそのタイプだったのですが、ものの見事に生後6ヶ月過ぎても、1才になってもずっと髪の毛は薄毛さんでした。
おまけに髪の毛の色も茶色だったので、日に当たると地肌が丸見えでさらに薄さを強調しており、うちの子はお坊さんみたいだなあと何度思ったことか…そんな薄毛でもうちの子は、ずっとこのままお坊さんみたいなはずがない!そのうち髪の毛が生えてくる!と自分によく言い聞かせていた記憶があります。
生後6カ月ごろには、赤ちゃんの髪の毛の色も成長と共に生え変わりながら、細く柔らかい茶色の髪の毛から太くしっかりとした濃い色に変化していくので、あまり心配しすぎずに見守っていくようにしましょう。
いつの頃からか、ふと我が子の帽子の中を見ると柔らかい髪の毛がびっしりついていて、あれ?なんでこんなに抜けてるの?と、かなりビックリしたことがあります。その抜け毛に気づいて以来、枕やタオル、それからシーツにもびっしり抜け毛がついていて、しかも毎日毎日抜けていくので、このままいくとハゲてしまうのではないかと心配になったものです。
おまけに当時知識のない私は、赤ちゃんは日々成長しているはずだから、月齢が上がるにつれて髪の毛は濃くなって、どんどん生えてくるものだとばかり思っていました。
ところが実際は、日々どんどん髪の毛が抜けていく…
この赤ちゃんの髪の毛が抜ける現象。実はそう珍しいことではないのです。髪の毛が抜けてしまうにはしっかりとした理由があります。
赤ちゃんの抜け毛の原因には、新生児生理的脱毛と乳児期後頭部脱毛の2パターンあります。
先にも述べたように、赤ちゃんの髪の毛は遅くとも生後6ヶ月ごろには生え変わると言われています。
その生え変わりはじめた時期に、前頭部から頭頂部にかけて、髪の毛が大量に抜けてしまう赤ちゃんがいます。これは髪の毛の大部分が休止期に入ってしまうためです。
このような抜け毛のことを「新生児生理的脱毛」と言います。
また、赤ちゃんの髪の毛が抜けてしまう原因のもうひとつに、「乳児期後頭部脱毛」というのもあります。これは、赤ちゃんが仰向けに寝かされている時のちょうど後頭部のところが枕と擦れて、そこだけ髪の毛が抜けてしまうことを言います。
これは、生後2〜3ヶ月から生後6ヶ月ごろの赤ちゃんがよくなる抜け毛の症状ですが、その後、髪の毛の生え変わりが進むにつれて、徐々に後頭部の抜け毛は目立たなくなりますので、あまり心配しなくても大丈夫です。
またこれは、我が子もなった皮膚トラブルによる抜け毛ですが、「脂漏生湿疹(しろうせいしっしん)」というものが原因になることもあります。
どういうものかというと、皮脂分泌の活発な赤ちゃんのひたいや頭皮に湿疹がでたり、黄色っぽい色のかさぶたや、かさぶたがとれたようなカサカサのフケが出たりします。
うちの子の場合は、症状が続くたびに皮膚科や小児科で診てもらいましたが、結局のところ常に清潔に保ち、よく保湿をすることが大事とのことでした。
脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)は、生後3ヶ月くらいまでの赤ちゃんによくみられる症状なので、その後、徐々に症状が落ち着くと、髪の毛もだんだんと生えてくるそうです。
ですが、あまりにも症状がひどくて、なかなか改善されないようなら、病院を受診し先生の指示を仰ぐようにしてくださいね。
生後1ヶ月の赤ちゃんの髪の毛は、個人差が大きいので、ふさふさの子もいれば薄毛の子もいます。また常に赤ちゃんは、身長も体重も大きくなっているのと同じように、髪の毛に関しても生え変わりながら、少しずつ柔らかい髪の毛からしっかりとした太い髪の毛に成長しています。
この成長には個人差がとてもあるので、髪の毛の量や生えるスピードは、赤ちゃんによってさまざま。 「うちの子だけ薄毛すぎないか」 「ほかの子はあんなにふさふさなのに」 などと、やたら神経質になって比べる必要はありません。時期がくれば自然と髪の毛は生えてくるので大丈夫です。これも赤ちゃんの個性だと思って、この時期ならではの可愛い赤ちゃんの様子を写真に撮ったりしてぜひ楽しんで欲しいと思います。
リトル・ママ認定ライター藤枝さおり
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