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子育て世代の住宅ローン破綻が増加?立地・建物・学区の選び方をアンケートを元に解説(1)

コロナ以降、若い夫婦の住宅ローン破綻が増えているそうです。

子育て世帯の相談を多く受けてきた「子育てファミリー住宅相談窓口」の山本純子さんに、子育て世帯がローン破綻をしないための「立地」「建物」「学区」それぞれの注意点を教えてもらいました。

※リトル・ママ2022年5月号アンケートより

【回答者の主な住居エリア】福岡県(23%)、東京都(13%)、愛知県(7%)、大阪府(6%)、埼玉県(5%)、神奈川県(4%)

子育て世帯は戸建て派?

Q.購入した家は戸建て?マンション?

※リトル・ママ2022年5月号アンケートより

子育て世帯には新築戸建てが人気

やはり小さいお子さんがいるご家庭は新築戸建てを選ぶ割合が高いですね。一方で、ここ数年は中古物件を買ってリフォームやリノベーションするという選択肢も人気です。低予算で自分達の生活に合った間取りやデザインにできるのが人気の理由。

一方で空き家も確実に増えていく

空き家問題もある中、これからは戸建てもマンションも中古物件は確実に増えていきます。予算を優先するなら、耐久年数や立地など、条件をきちんと把握した上で、中古物件を選択肢の1つに入れてみてもいいかもしれません。

どんな物件もいずれは中古になる

また、新築を検討している方にも意識してほしいのが、これから購入するマイホームもいつかは中古物件になるということ。新築物件を買うときにも、その土地や建物が中古市場でどうなのかを意識していただけたらと思います。

買う時点で「手放す時」を意識する

Q.住宅購入時に最も重視したことは?

※リトル・ママ2022年5月号アンケートより

住宅選びに正解はない

みなさんが重視されているポイントは、それぞれの状況に応じてメリット・デメリットが変わりますので、正解はないと思います。それぞれの家族の事情に合っていればOKです。

アンケート結果を見ると、戸建て、マンションともに「立地」を重視していることに変わりはありませんが、「予算」に関しては、戸建てよりマンションを購入した方の方が、より高く意識していることがわかります。

 

対して、「家の広さや間取り」は戸建て購入者が約20%と重視しているのに対し、マンション購入者は7.5%と低めです。

戸建てはオーバーローンしがち?

これは、戸建ては限られた売地の中から探すので、理想の土地が見つかれば、あとは多少予算をオーバーしていても建ててしまうしかない、と思いがちだからです。

マンションは希望の立地に候補がいくつかあるので、予算をより意識しながら検討し、予算に合わないなら間取りは諦めようなど、妥協点を見つけやすいのです。

こうしたこともあって、実はオーバーローンになるのは、マンションより戸建ての方が多い傾向にあります。

住宅購入で意識すべきは「出口」

住宅選びで注意していただきたいのは、出口(手放す時)を意識すること。何年先まで住むことを想定しているのか、その時にローンの残債がどのくらいあるのかを、ある程度は計算しておいた方がいいですね。できれば売却後に、ローン残債がゼロになり、さらに多少のプラスが出ることを目指してほしいです。

 

たとえ将来的に売る予定がないとしても、いつか子どもが相続するときに、「親の持ち家」が負債にならないように、出口を検討しておくことは重要。すでに実家の持ち家をこれからどうしようか…と悩んでいる子育て世帯もいるのではないでしょうか?

 

戸建てにしても、マンションにしても、「出口」はしっかりと考えていきたいですね。

次は、立地や建物、学区のこだわりについて細かく見ていきましょう。

<立地編>
周辺の相場を必ず調べよう

Q.立地で重視したことは?(3つ選択)

※リトル・ママ2022年5月号アンケートより

地域の類似物件の相場を知っておく

みなさんとてもよい目線で選ばれていますね。

希望の立地条件に合う物件が見つかったときは、近隣の似たような物件の価格相場を調べてみましょう。新築売り出し時の価格、同じ物件の5年後、10年後の価格推移を把握しておくことが理想です。戸建てなら周辺の土地価格、マンションならマンション名である程度はインターネットで調べることが可能です。

相場を調べずローン残債を抱えたケースも

実際に売買の相談を受けたご家庭で、同じ区画の同じ土地面積で売り出された建売物件が、調べてみると新築時点で近隣より1,500万円も高かったというケースがありました。

 

販売会社が違ったようですが、近隣相場より高い値段で購入したことでローン残債も多くなってしまい、売るに売れないという困難を抱えていました。ここまで金額の開きがあるケースは珍しいですが、住宅ローンは負債の一部でもあります。

 

買う前にその土地と建物の価値をしっかり知っておきましょう。

<建物編>
平均的な間取りが吉

Q.建物で重視したことは?(3つ選択)

※リトル・ママ2022年5月号アンケートより

買い手の付きやすい間取り

生活しやすい動線をみなさん意識されていますね。当然のことながら、建物に関しては家族が毎日楽しく快適に過ごせる家が一番です。

 

あえて言うなら、将来手放すことを視野に入れる場合、戸建てでもマンションでも平均的な間取りの方が買い手は付きやすいです。

 

例えば玄関の吹き抜けが素敵な家があったとして、買い手の第一印象は「素敵だな」と思うかもしれませんが、同時に「あの電気の掃除はどうするんだろう…」という心配事も湧いてきますよね。

 

また戸建ての場合、近年は駐車場が1台の物件より2台の物件のほうが好まれる傾向にあります。

マンション購入時のチェックポイント

すでに建っているマンションを検討する場合、花壇や植木の手入れが行き届いているか、共有スペース(廊下など)に住人の私物が放置されていないかというのも、管理が行き届いているかどうかをチェックしやすいポイントですね。

<学区編>
大切なのは変化に対応する準備

Q.学区は気にしましたか?

私立小中校受験を検討している場合

まず、私立小・中校への受験を考えている場合は、子どもが通学する想定で無理のない公共交通機関までの距離、通わせたい塾の場所などもある程度は視野に入れて物件を選んだほうがいいでしょう。

公立小中校を検討している場合

今のところ公立を考えているという場合、どんなに評判のよい学校でも、我が子が入学する数年後に、その学校の状況や教育方針がどのようになっているか、確実なことはわかりません。逆に“あの学校は荒れているらしい”と聞いていても、新たな校長や教頭の就任によって、学校の雰囲気や方針が良い方向へガラリと変わるということもままあります。

 

また学校全体だけでなく、学年特有の雰囲気、友達との相性など、入学してみないとわからないことは沢山あります。

子の成長に合わせて変化できる準備を

もちろん「学区を気にしなくていい」ということではありません。

 

子どもの学校選びは大切ではありますが、今は選択肢がたくさんある時代。子どもの成長に合わせて変化していくことや、何か変化があった際に臨機応変に対応できるように、心構えをしておくことが大切です。

 

そのためにも、やはり住宅購入の「出口」をしっかり考えておくことが必要不可欠となります。

 

ちなみに同僚のママスタッフは、最初に買った戸建てが公立小・中学校の目の前でしたが、お子さん自身が2人ともまさかの私立を希望。学校への通いやすさも考慮して、上の子が小学6年、下の子が4年生の時に駅近くのマンションに住み替えています。

読者ママに聞きました!購入してからわかったこと(体験談)

新興住宅地は売買や引っ越しなどで住む人がけっこう変わること。

自治体の子育て支援への取り組みは重視したいところ。土地を探している時は子どもがいなかったので、あまり意識していなかった。たまたま子育てに優しい町でよかったです!

子育て支援など環境だけでなく行政部分ももっと検討しても良かったかなと思います。

立地(価値が下がりにくい)と学区は大事だと思いました。

建売の場合はエクステリアにさらにお金がかかる。収納は入居前に追加しておけばよかったです。

2階建てなら収納はリビングに隣接して作るべき!リビングのソファーは子ども達の荷物で占領されてます(泣)

子育てを助けてくれる実家の近くを第一条件に選びました。お互いちょっとした時に行き来し合えて、本当に良かったと感じています。

近所の騒音が…。よく聞く話ですが、朝昼晩の違う時間に見学に行くことは大事だと思いました。

日当たりを見て土地を購入したつもりだったけど、見たのが夏だったので、冬の日当たりがイマイチでした。

私は景観重視で周りにあまり建物がない土地を探して建てたんですが最近周りの田んぼを売ってしまう人が多くて周りが家だらけに。仕方のないことですが、土地探しは大切だなと思いました。

教えてくれたのは

山本純子さん

子育てファミリー住宅相談窓口のファイナンシャルプランナー/宅地建物取引士。「子育てファミリー住宅相談窓口には私を含め、2人のママスタッフが在籍しています。日々の生活でお困りの内容に敏速に対応し、多くのお客様の不動産物件売買や住宅ローン、相続、支払い計画、住宅売買のアドバイスを行なっております。お気軽にお問い合わせください」

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