行動や自己表現の幅がぐんと広がる2才児。 自分の欲求が通らないと癇癪を起こしたり、自分で全部やりたがるけど失敗して暴れたりと、なかなか複雑な時期です。 「イヤイヤ期」「魔の2才児」と言われる2才児の体重・身長について解説します。
出典
21世紀出生児縦断調査(特別報告)結果の概況/厚生労働省
平成 22 年乳幼児身体発育調査報告書(概要)/厚生労働省
母子手帳にも記載されている発育曲線とは、厚生労働省が10年ごとに行っている全国の乳幼児の身長や体重を男女別に集計したデータをグラフ化したものです。 身長や体重を書き入れる成長曲線作成図の真ん中の曲線(50のライン)が標準の発育曲線です。 からだの大きさが違っても、それぞれの曲線のカーブに沿っているどうかで、成長の様子が分かります。
出典:成長曲線を描いてみよう/厚生労働省
2才女の子の成長曲線内:体重9.30〜15.23kg、身長79.8〜96.3cm。
2才男の子の成長曲線内:体重10.06〜16.01kg、身長81.1cm〜97.4cm。
出典:平成22年乳幼児身体発育調査の概況について/厚生労働省
1才児に比べて2才になると発育が穏やかになるため、身長や体重の増え方が気になることが多くなるかもしれません。
しかし発育曲線はあくまでも基準です。
100人の子どもがいたときに、94人は枠内に入り、それ以外にも大きい子小さい子もいることを表したグラフです。
一定の割合で大きくなっていれば、心配し過ぎる必要はありません。
1才児に比べて2才になると発育が穏やかになるため、身長や体重の増え方が気になることが多くなるかもしれません。 しかし発育曲線はあくまでも基準です。 100人の子どもがいたときに、94人は枠内に入り、それ以外にも大きい子小さい子もいることを表したグラフです。 一定の割合で大きくなっていれば、心配し過ぎる必要はありません。
子どもの肥満が気になったら、生活リズムの見直し、食事改善、適度な運動を取り入れることがポイントです。
近年、子どもの生活時間が夜型化している傾向にあります。 就寝時刻が遅くなると睡眠時間が減少し起床時刻も遅くなりがちになるため、朝食を食べなくなるなど生活習慣全般に影響します。 子どもの成長において大きな役割を担っている成長ホルモンが、睡眠時には多く分泌されます。 そのため質の良い睡眠をとることが、子どもの成長に大切です。 子どもの夜型化には大人の生活習慣が影響を与えている可能性が高いので、大人の生活習慣も見直してみましょう。
1日3回、しっかりと食事を摂りましょう。 幼児期の子どもは発育のために多くの栄養量が必要となります。 しかし子どもが1回に食べられる量は多くないため、3回の食事をきちんと摂ることが大切です。
幼児期は好き嫌いがはっきりと出てくること時期でもありますが、バランスの良い食事を心がけましょう。
食事の時間が楽しくなるように、家族と一緒に食事をしたり、調理方法を工夫したりしてみましょう。
2才児は、運動能力と自立心が飛躍的に発達する時期です。 この時期に意識して体を動かすことで、運動をコントロールする神経が発達します。 また、筋肉や関節の動きがよりスムーズになったり、身体のバランスをとったりすることも上手くなります。 肥満を防ぐためにも、遊びや運動を日常的に取り入れるようにしましょう。
顔色がよく元気に過ごせているようであれば、心配し過ぎることはありません。 この時期の子どもは、まだ一度にたくさんの食事を摂ることができません。 また消化機能や咀嚼機能が未発達な乳幼児期は、3回の食事で必要な栄養素を全て補うことは難しいです。 不足した栄養素を摂取するために、第4の食事でもある「おやつ」を取り入れてみましょう。
2才児は、午前と午後の2回に分けて摂ると良いです。 食事の時間があまり空かない午前中は、ヨーグルトやフルーツで手軽に。 午後は、おにぎりやバナナ、芋類など炭水化物やビタミン類を多く摂取すると、1日に必要なカロリーと栄養を補うことができます。 なるべく市販のおやつではなく、軽食という考え方でおやつの時間を取り入れることがおすすめです。
身長や体重には個人差があり、多少平均と違っていても心配しすぎることはありません。急に増えた、急に減ったなどの変化に気づけるよう母子手帳の発育曲線に記録をしておくと良いでしょう。 数字に捉われすぎず、その子なりの成長を見守ってくださいね。 心配な場合は、迷わず医師に相談してみましょう。
リトル・ママ認定ライター 今川佳奈
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