私は、2019年の春に「多発性骨髄腫」と告知されました。その半年後、移植手術を受ける際にブログやテレビ番組で病気を公表すると、「私も闘病中です」「母が病を乗り越えて20年が経ちました!」などたくさんのメッセージをいただき、いろんな方と出会いました。その中の一人が「ホジキンリンパ腫」と闘っていた宮﨑さん。彼女は妊娠6ヵ月の時に病気が発覚し、不安で胸がいっぱいの時でも赤ちゃんの胎動を感じるたびに「生きなきゃ」と強くなれたと話してくれました。
ママでがん患者という境遇が同じこともあり、私と宮﨑さんはすぐに打ち解けました。そして、私達の経験を活かし、病気と闘っている方だけでなく、家族や友人も気持ちが楽になれる場所をつくりたいという目標ができたのです。