1才児の発育・発達の特徴って?おすすめの室内遊びやおもちゃの作り方を紹介!
- 2020/11/18
- 子育て・家族
自分で歩けるようになり、行動範囲が一気に広がる1才児。
感情表現も豊かになり、「ワンワンきた」と二語文を話せるようになる子も多い時期です。
一方で個人差が出てくる時期でもあるため、「自分の子どもの発育がほかの子どもに比べて遅いのでは?」と焦り始めるママも。
今回はそんな育児に悩めるママのために、1才児の成長の目安や過ごし方などを解説していきます。
1才児の成長の目安や特徴は?
身長や体重は?
男の子 /身長70.3~79.6cm 体重7.7~11.0kg
女の子 /身長68.3~77.8cm 体重:7.2~10.5kg
理想的な生活リズムは?
日中は体をたくさん動かし、しっかり食事を摂ると、夜はぐっすり眠れるようになるかも。
まずは、
早寝早起きを習慣付け、発育を促しましょう。
例)1才児の一日の過ごし方
7:00 起床
8:00 朝食
9:00 室内遊び
10:00 散歩、外遊び
12:00 昼食
13:00 昼寝
15:30 室内遊びor散歩
17:00 夕食
18:00 入浴
19:30 就寝
朝寝が必要な様子であれば、午前中に30分程度時間を確保しておくと良いでしょう。
最適な食事量は?
離乳食も完了期に入る1才児。乳歯が生え始めるので、様子を見ながら食材の固さを調整しましょう。
まだ噛み切る事はできないので、指で押して潰せるくらいにします。
1才児の1回あたりの食事量は炭水化物80〜90g、野菜果物40〜50g、肉魚15〜20g、乳製品100gが目安です。
食事に時間がかかる場合は、時間を決めて切り上げてしまいましょう。
また、偏食が始まっても、順調に体重が増えていれば発育をあまり気にする必要はありません。成長曲線を参考にしてくださいね。
おやつは必要?
基本的には、おやつをあげる必要はありません。
しかし食欲旺盛な子や次の食事までに時間が空いてしまう時は、おにぎりや果物を食べさせると良いでしょう。
次の食事に影響が出ないように、量や時間帯を調節しましょう。
1才児の発達・発育の特徴は?
歩き始める時期
1才の誕生日を迎えると、そろそろ歩き始めるかな?とソワソワしますよね。
赤ちゃんが歩き始める時期は1才前後と言われています。
しかし、8ヵ月頃から歩き始める子や2才くらいでゆっくりと歩き始める子も。
周りに発育の早い子どもがいると焦ってしまいますが、個人差があります。足腰の筋力がつき、体のバランスが取れるようになると、歩き始めることが多いようです。
あまり心配な場合は、小児科で一度相談してみると良いでしょう。
言葉の発達
言葉の発達が早い子どもは、「ワンワン」「ブーブー」「ママ」など単語を発し始めます。
言葉はまだ発しなくても、自分の気持ちを全身で表現するようになってくる1才児。
1才半くらいまでは喃語(あーあー、うーうー)だけという子どももいれば、1才の終わり頃には2語文で話をしている子どももいます。
言葉を発するのが遅い子どもも、言葉の意味は理解しています。
また、女の子の方が言葉の発達が早いと言われています。これは、言語に対して理解する脳の発育が早いため、と言われています。
1才児の言葉の成長速度は環境や個性によって左右されるので、言葉が遅いと感じてもあまり気にする必要はありません。
早く言葉を覚えさせたければ、目に見える物の単語を伝えて、たくさん話しかけるといいかもしれません。
指差し表現
指差しとは興味のある物や欲しいものに対して、人差し指を差して気持ちを伝えようとする行動のことです。
まだ言葉を使って感情表現できない1才児に見られる、大切なコミュニケーションの一つです。
絵本に描かれている絵を指差ししながら読み聞かせしてあげると、指差しを引き出すきっかけになりますよ。
自我の目覚め
思い通りにならないと泣いて暴れるなど、自我が芽生え始めるのが1才児の特徴です。
全身を使って感情表現したり、思い通りに行動ができず癇癪を起こしたり。何をしても泣き喚き続ける我が子に、ママはお手上げ状態になることも。
言語が発達途中の1才児は、自分の思い通りに体が動かせなかったり、気持ちを伝えられなかったりすることがこれらの行動の原因であると考えられます。
ここで叱ってしまうと、逆効果になりかねません。
自我の目覚めは大切な発育の一つです。時間に余裕を持って行動したり、スキンシップを多くとったりして、乗り越えましょう。
自分でできることはさせる
1才児は危なっかしく、親が子どものやりたいことをつい制止してしまいがちですが、
成長具合を見ながら、自分でできることはやらせてみましょう。
なんでも親がやってあげることは、子どもの発育に良くない影響を及ぼすことがあります。1才児であっても、意外とできることが多いと気がつくはず。
あくまでも、ママとパパはサポート役に徹し、「自分でできた!」という気持ちを育みましょう。
どうしてもやらせたくないものや触って欲しくないものは、あらかじめ子どもの目に止まらないところに隠しておきましょう。
1才児に最適な室内遊びは?
室内遊びを取り入れよう!
一人で立ったり歩いたりできるようになる1才児。色々なことに興味をもつようになってきます。
走ったり投げたり跳んだり、全身を使って自由に動けることが楽しい時期です。身近にある物や人に関心を示すようになり、触ってみたりつまんでみたり。
いたずらのように見えることもありますが、子どもたちはたくさんの刺激を受け、吸収しています。
日々の生活や遊びの中で体の動かし方を学ばせるため、室内遊びを取り入れましょう。
おすすめの室内遊び①新聞紙遊び
準備がいらず、簡単にできる遊びです。
- 新聞紙を破る
・思い切り新聞紙を破りましょう。
・まだ紙を前後に引っ張ることが難しい子どもには、少しだけ切り込みを入れてあげると 破りやすくなります。
・「ビリビリ〜」と声を掛けてあげると◎
- 破った新聞紙を集めて、ボールにする
・新聞紙を破るだけで終わらせず、丸めてお団子状に。
・折り紙で包んで、セロハンテープで止めて、そのままボール遊びに発展させましょう。
・新聞紙のボールは形も大きさも様々。1才児でも持ちやすく、たとえ当たったとしても大して痛くありません。
おすすめの室内遊び②輪投げ
物をつかんで離す動作ができるようになってくる1才児。
ペットボトルで輪投げゲームに挑戦してみましょう。お兄ちゃんやお姉ちゃんがいるご家庭はペットボトルに点数を決めて、足し算練習にも!
ペットボトルの装飾をしてもらうなども良いですね。
初めはママやパパがお手本を見せてあげ、近い距離からの挑戦。慣れてきたら、だんだん距離を開けていきましょう。
- 用意する物
・ペットボトル
・水や砂(重り)
・新聞紙やチラシ
・セロハンテープ
- 作り方
(1)新聞紙やチラシを細長く丸めます。
(2)ねじりながら端と端をセロハンテープで止める。
(3)ペットボトルに重りになる水や砂を入れる。
まとめ
どんどん自己主張をし出す1才児。毎日一緒に過ごすママは、言葉が通じない我が子に悪戦苦闘することでしょう。
それでも、一生懸命言葉以外のコミュニケーションで思いを伝えようとする我が子。こちらもたくさんのスキンシップで愛情を伝えていきたいですね。
周りの子どもより発育が遅いと心配になることもありますが、それもその子の性格の一部です。
ママが穏やかな気持ちでいることで、子どもたちは安心します。今日も楽しく育児ができること、願っています。
リトル・ママ認定ライター 今川佳奈