○ヒップシート
ヒップシートは、お座りができるようになった赤ちゃん(生後6〜36か月頃)に使用できる抱っこ紐です。
ウエストポーチのように腰に巻き付け、台座の部分に赤ちゃんを座らせます。
子どもの抱き降ろしがサッとできるので、よちよち歩きを始める頃の赤ちゃんにおすすめです。商品によっては新生児から横抱きで使用できたり、36ヶ月より大きくなっても使用できるものなど、さまざまです。セカンド抱っこ紐として購入するばあいは、いつまで使用できるかが大切になると思いますので、購入前に使用できる月齢を確認してから買うようにしましょう。
ヒップシートは着脱が簡単で、子どもの乗せ降ろしも楽なのが特徴です。
「抱っこして~」「降ろして~」を頻繁に繰り返すお子さんにぴったりですね。また、抱っこ紐よりも熱がこもりにくいため、夏にも使いやすいといえます。
また、「肩紐がないタイプのもの」は、ずっと手で赤ちゃんを支える必要がありますが、肩に掛かる負担がありません。肩こりになやんでいる親御さんたちには嬉しい商品と言えるでしょう。
ヒップシートは比較的リーズナブルな値段で売られており、高くても1万円ほど。セカンド抱っこ紐としては嬉しいですね。抱っこが大変だな~というお悩みがあるなら、一度試してみるといいかもしれませんね。
ただし、長時間抱っこする場合には、抱っこひものほうが適しているでしょう。
また、ウエストポーチのように台座部分に荷物を入れられるタイプのものは、手ぶらで近所にでかけるようなときには便利ですが、プレーンな抱っこ紐よりは重量があることが難点です。近場以上の距離に出かけて使うことが多いようならば、軽量タイプのものや、折りたたみしやすいものも検討するとよいかもしれませんね。
○スリング
スリングは授乳ケープ代わりにもなる便利な抱っこ紐です。
また、コンパクトに折りたたんでしまうことができるため、持ち運びが簡単です。
付け外しにコツがいるので慣れが必要ですが、洋服とも合わせやすく、スリングを含めたコーディネートを楽しむことができます。
スリングタイプの抱っこひもは、大きく3つに分けられます。
◇リング式
二つのリングがついたリング式のスリングは、リングに通した布を引っぱって大きさを調節します。これにより、体格の違うパパとママが同じスリングを使うことが可能です。
◇バックル式
バックル式のスリングは着用前に長さを調節しておけるので、あつかいが簡単で初心者におすすめです。
内側にもバックルがついているものもありますが、これは赤ちゃんの落下を防止するためです。
バックルが目立つのが玉にキズですが、最近ではバックルのかわりにファスナーがついているものもありますので探してみてはいかがでしょうか。
◇チューブ式
リングやバックルもない、1枚の布だけのスリングです。
ただの布のように折り畳めるため、全ての抱っこ紐のなかで持ち運びが一番ラクと言えるでしょう。
気をつけなければいけないのは、サイズ選びです。使用する人の体型に合わせないといけませんので、ママとパパの体格が違う場合には、共用できません(2人とも使いたい場合には、2枚買う必要があります)。
すべてのタイプのスリングに言えることですが、赤ちゃんによってはスリングが嫌いな子もいます。買ったはいいけれど赤ちゃんが抵抗する…というような場合には、「この子には合わなかったのだな」と潔く諦めることも必要かもしれません。
○クロスタイプ抱っこ紐
通常の抱っこ紐にあるようなバックルなどが付いていないため、軽量でコンパクトです。
クロスのになっているところから肩を通すだけで装着でき、素早く赤ちゃんを抱っこできます。
また、1万円以下の商品が多く、セカンド抱っこ紐として検討する人が多い商品です。