働きながら子育てをすること——。
自分なりの考えを持っていても、日々の中で思い悩むこともありますよね。特に「子どもにどう理解してもらうのか」は、子どもの性質や家庭の状況によっても変わるため、正解はありません。そんな皆さまの一助となるよう、働くママが登場する絵本を集めました。子どもからの目線、親からの目線、それぞれで共感できると思います。
※対象年齢は各出版社サイトに明記がある場合のみ記載しています。
『しげるのかあちゃん』
城ノ内まつ子／作
大畑いくの／絵
岩崎書店
3才から
しげるのかあちゃんはかっこいい！２トントラックを運転したり、インパクトドライバーで犬小屋を修理したり、友だちをみんなまとめてプールに連れて行ってくれたり。たくましくて頼もしいお母さんを生き生きと描いた一冊。
『３人のママと３つのおべんとう』
クク・チスン／作
斎藤真理子／訳
ブロンズ新社
遠足の日の朝、同じマンションに住む３人のママが子どもを思いながらお弁当を作ります。お勤めのママ、在宅ワークのママ、専業主婦のママ。家事も育児も仕事も、それぞれ大変なこともありながら頑張るママたちを描いた絵本です。
『おむかえ まだかな』
もとしたいづみ／作
おかだちあき／絵
Gakken
3才から
保育園でママのお迎えを待つかなちゃん。想像力を膨らませて楽しみながらも、ママの帰りを今か今かと待っています。そんな子どもの気持ちにも、急いで帰りたいママの気持ちにも、どちらにも寄り添ってくれる一冊です。
『たからもののあなた』
まつおりかこ／作
岩崎書店
3才から
仕事が忙しいフウのお母さん。些細なことからすれ違いが生じてしまうのですが、お母さんの心はどんな時でもフウのところにあります。「あなたが大好き」という気持ちを伝える物語に、子どもだけでなく、お母さんも励まされます。
『いってらっしゃーい いってきまーす』
神沢 利子／作
林 明子／絵
福音館書店
3才から
会社員のお母さんと絵描きのお父さん。なおちゃんを保育園に送るのはお父さんで、お迎えはお母さんです。道中では親子の微笑ましい会話が交わされます。読み聞かせながら隅々まで絵を楽しんでくださいね。たくさんの発見がありますよ。
＼ 今月の案内人は ／
谷口亜優美／ayumiさん
京都にて絵本のある子育てを楽しむ絵本講座「さんじのえほん。」を主催する絵本講師。3才・5才・10才の３児のママ。
Instagram：＠ayufurtea３
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