カナダ在住のライターが送る、現地からの子育てレポ第2回。海外生活で驚いたのは、「子どもを預けて親が外出することは当たり前」という考え方。仕事のための託児でも罪悪感があるのに、ましてや遊びのためだなんて…と感じるママは少なくないと思います。今回はこの考え方をご紹介します。
子どもを預けることに罪悪感はない
カナダで出産し、我が子のお世話に明け暮れる日々を過ごしていた頃、義理の両親から「孫は私たちが見るから、少しは夫婦で出かけたり、友達と遊んだりしてきたら?」と何度も言われました。子どもが生まれたら、自分の時間を持てるのは何年も先になると思っていた私には衝撃のオファー。でもこの考え方、カナダの家庭では普通のことだったのです。
海外では、子どもを預けることにとても寛容で「生活は大人が基準」という考え方があります。子どもに愛情は注ぐけれども、それは四六時中一緒にいることとイコールではなく、子どもを持って親になっても楽しむ!という価値観。だからパートナーや家族、シッター、園へ子どもを預けて、ママは仕事をしたり、カフェで1人くつろいだり、時には夫婦2人でレストランに行って食事を楽しむなど、自由な時間を持つのはとても当たり前なことなのです。
一人ひとりにそれぞれの時間がある
私は日々の日課として、「今日一日どうだった?」という話を息子とするのですが、私の話をする時には「今日は仕事を少しして、午後はごろんして本を読んでた」と正直に伝えるようになりました。そうすると子どもはうれしそうに「よかったね~」と言うんです。
このように、幼い頃から「生活にはママ、パパ、僕それぞれの時間があるんだな」と知ることは、他人を尊重して自立した心を育てることにも繋がるのではないかなと思うのです。
佐々木理名(編集ライター・コラムニスト)
海外生活もすでに10年。日本とのギャップに翻弄されつつも、幼稚園児の子育てに奮闘中。今後は親や子どものカナダ留学の現地サポートもしていきたいと考えている。
Twitter:@Sasaki_remote
HP:https://sasaki.themedia.jp/
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