中学受験のプロ・小川大介先生が、乳幼児ママ・パパに送る子育てコーチング第6回。時間と闘うママたちは、子どもの行動に「もう待てない!」とつい手を貸したり、イライラしたり…。ママが待てない状況は2つ。1つは待つことを「我慢」と感じる時。2つめは親の予定に付き合わせようとする時。待つことがラクになるコツをお話しします。
子どもの行動一つひとつが気になりつつも、「我慢」しながら見ていると、誰だって「もう待てない!」とつい口出ししたり手を貸したりしてしまいます。
「待つ」コツは「我慢」することではなく、「これはできる」などわが子を信じる材料をできるだけ多く見つけること。信じられるから結果的に「待てる」。すると子どもは「自分で考え、やりきった」という達成感を得ることができるので、自分軸がぐんと成長するのです。
忙しいママたちは、時に自分の予定に子どもを付き合わせなければならないこともあります。でも子どもは早く動いてくれず…。結果、予定を変えなければならないストレスから「もう待てない!」となってしまいます。
ただ、子どもにとって誰かのペースに合わせて動くのはとても高度なこと。ですから先に、ママの都合を子どもに説明しておきましょう。「今日9時に家を出たいから、8時からお仕度お願いね!」と、7時半に説明しておくイメージです。子どものペースを計算に入れて早めに予定を伝えることで、待てるゆとりを作ります。結果的に「待てている」状態を作るという工夫でイライラが減り、毎日に笑顔が生まれますよ。
紐やリボンなどを用意し、真ん中で「切ってごらん」と声をかけます。1回切ると数が増え、「何本になった?」と倍になることを教えてあげます。2本になった紐をさらに切って4本に、4本を8本に…と、数が倍になるのを遊びながら体験します。
*かけ算の感覚が芽生える
*ハサミ(=自由に形作りができる道具)で創作意欲を刺激
イラスト●正田真穂
小川大介●教育専門家。京大卒業後、プロ個別塾SS-1を設立。6000回の面談を通して子どもが伸びる秘訣を見出す。現在、幼児教育から企業人材育成まで幅広く活躍中。著書に『1日3分!頭がよくなる子どもとの遊びかた』(大和書房)など
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